vol.03 若くても要チェック!他人事ではない更年期

更新日:2017/10/10

20代・30代でも可能性あり。更年期の症状に似た
カラダのサインと原因は?

一般には閉経を迎える平均50歳前後の10年間が、いわゆる更年期。そして、更年期には急激な女性ホルモンの減少により、体と心にさまざまな不調が現れることも。身体的症状としては主にホットフラッシュ(ほてりやのぼせ)、動悸、めまい、頭痛など、精神的症状はイライラ、抑うつ感、落ち込みやすいなど。しかし最近、若い世代でも似たような症状に悩まされている人も多いよう。原因は女性ホルモンのバランスが乱れていること。女性ホルモンと聞いて、ピンとくることありませんか? そう、毎月やってくる月経の周期。女性の体は大きく女性ホルモンに左右されていて、ストレスや生活習慣の乱れにより自律神経や女性ホルモンがうまく働かないと、体と心に変調をきたすと言われています。

PMSはプチ更年期?PMSの症状に悩まされている人は要注意

更年期の症状は卵巣の機能が低下してホルモンの分泌が減少すること、PMSはストレスなどにより脳がホルモン分泌の指令をうまく出せないこと、仕組みは違えどPMSは小さな更年期が毎月やってくるようなもので、症状も一部似ています。現在PMSに悩まされている人は、ホルモンの急激な変化に弱いので、将来更年期になった時も似たような症状が出る可能性あり。一方、無理なダイエットや不規則な生活などにより、更年期の症状に似たような状態に加え、月経周期が乱れたり、無排卵・無月経になってしまう若い女性も少なくありません。自分の体のリズムをきちんと計測して、基礎体温や月経周期がおかしいと思ったら、婦人科で診断してもらうのがおすすめ。

まずは生活習慣やストレスの改善から。婦人科も味方につけて

更年期の症状やPMSは個人差があるけれど、正しい生活習慣を心がけるだけでも軽くなると言われています。食事をバランスよく取る、睡眠時間を規則正しく取る、寝る直前までスマホやPCを見ないなど、当たり前のことばかり。ストレスを抱えている人は少しでも解消方法を見つけてみるといいですね。また、ほとんどの婦人科では、症状や体質に合わせた漢方薬を処方してくれるので相談してみるのもいいかもしれません。「当帰芍薬散」「加味逍遥散」「桂枝茯苓丸」などは更年期や婦人科の症状に効果的な代表的な漢方薬。今も将来も少しでも快適に過ごせるように、自分の体ときちんと向き合ってみましょう。

監修:松村圭子先生

院長を務める婦人科・エイジングケア専門クリニック「成城松村クリニック」では、婦人科系疾患のみならず女性のトータルケアをサポート。女性ホルモンに関する著書も多数。

アプリと連動した婦人用電子体温計で、自分のサイクルを記録しよう

月経のサイクルの中で体調や気分が女性ホルモンによって大きく左右されるため、体のリズムをきちんと把握しておきたいもの。そこで習慣づけたいのが、基礎体温の測定。さらにグラフ化して、体重や行動をメモしておけば、傾向が把握できて成果も見えやすくなるはず。おすすめなのは、ケースから取り出すと自動電源ON&検温時間わずか10秒の「オムロン婦人用電子体温計 MC-652LC」。無料のアプリと連動しており、測定データも簡単に転送OK。体温データと一緒に体調をメモすることも可能。スムーズにリズム管理をして、少しでも毎日を快適にしよう。

女性の美と健康を応援する「オムロン式美人」

2011年にスタートし、多くの女性の体の悩みを解決するヒントを提供してきたWEBサイト「オムロン式美人」。Q&Aを中心に、月経/妊娠・出産/更年期/ライフスタイルの4つのパートから情報を発信。また、オムロンの運営サイト「Rhythm(リズム)」と連携して、レシピやエクササイズなど、女性の生活に役立つ情報もお届け。いつでもどこでもアクセスして、心と体のパートナーとして活用して。

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※記事は2017年10月10日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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