旅の目的にしたい イベント・祭り・フェス 「燕三条 工場の祭典」

旅の目的にしたい イベント・祭り・フェス

【金曜日 6:00更新】
365日の中で、この日だけしか見られない景色、会えない人、体験できないことが日本中にはたくさん。旅の目的にする価値のある、イベントやお祭り、フェスをご紹介。

更新日:2016/09/23

工場、耕場、購場で伝統のものづくりを身近に感じる4日間

金属加工が有名な新潟県燕三条地域を中心としたエリアで、10月6日(木)~9日(日)の期間「燕三条 工場の祭典」が開催。参加しているそれぞれの工場を訪れ、見学やワークショップなどが楽しめるお祭りで、今年で4回目。

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今回は、洋食器や金物などを作る工場、米などの農業に取り組む耕場、それらを販売する購場という3つの“KOUBA”でものづくりを体感できる。4日間で96カ所のKOUBAが参加予定で、興味のある催しがたくさんありそう。見学はもちろん、ワークショップも予約なしで体験可能なものがあり、気軽に伺えるのも嬉しい。

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自分でKOUBAを巡ったり、ツアーで回ったり、思い思いに楽しんで

このイベントは、ひとつの会場にたくさんのKOUBAが集まるのではなく、それぞれの場所へ訪れるスタイルで、ものづくりをしている実際の現場へ行ける滅多にないチャンス。より普段に近い様子が見学でき、リアルなものづくりの現場の空気が味わえそう。

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たくさんあるKOUBAの中からどこへ行ったら良いか悩んでしまう、という人にはオフィシャルツアーがおすすめ。テーマごとにバスで工場を巡り、さらに個性豊かなガイドの解説付き。例えば「いろいろな産業 燕編」では、カトラリーやLEDなどの工場を、「毎日の食卓を支えるキッチンツール」では、まな板、包丁、鍋の工場を回るなど、4日間で12種類のコースが提案されている。こちらは定員があるので、早めに予約しておくのが吉。

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体感し、こだわりや価値を知るから使いたくなる

燕三条地域は、三条市と燕市によるエリア。古くからものづくりで栄え、現在も伝統的な技法や、新たに誕生した技術などによって、さまざまなものづくりが行われている。「燕三条 工場の祭典」は、そんな燕三条で生まれた物への理解をふかめてほしいという思いから開催。
「ものづくりの場を実際に見てもらい、そのこだわりや思いを理解してもらいたい。そうすることで、本当の価値に気がついてもらえると嬉しいです」と実行委員会事務局の長谷部正さん。作られる様子を見たり、知ったりすると、よりものを大切にする気持ちになれそう。

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それぞれのKOUBAによってはその場で商品を購入できるけれど、まとめてチェックするなら燕三条地場産業振興センターへ。洋食器や包丁など、一生もののアイテムとの出会いもありそう。また、車麩や日本酒などの新潟ならではのグルメも販売されているから、お土産を選ぶのにもぴったり。

日本のものづくりの技術や職人の誇りに触れて、正しい物の良さを理解できるこのイベント。物や技、大切にしたくなる何かを見つけに、ぜひ訪れて。

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「燕三条 工場の祭典」

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新潟県三条市、燕市全域、および周辺地域
TEL.0256-35-7811
開催期間/2016/10/6(木)~9(日)
開催時間/9:00~16:00(12:00~13:00を除く)

画像提供/「燕三条 工場の祭典」実行委員会
TEXT/MARIA KAWASHIMA ILLUSTRATION/HONGAMA

※記事は2016年9月23日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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