甲斐みのり/あんトースト最中

まるで名古屋名物・小倉トースト!菓匠 花桔梗 本店の「あんトースト最中」_OZmagazine TRIP

更新日:2019/05/31

OZmagazine TRIPで好評連載中の「さて、おやつにしますか」は、文筆家・甲斐みのりさんが教える、旅の目的になるおやつの話。第1回目は愛知県・名古屋市にある、現代的なアレンジ和菓子が注目を集める老舗和菓子店・花桔梗(はなききょう)の「あんトースト最中」を紹介。

写真/あんトースト最中1201円(店舗販売のみ)

和菓子好き、パン好き、喫茶好き、みんなにっこり

小倉トーストや、サービス付きのモーニングなど、喫茶店文化で知られる名古屋は、江戸時代から茶の湯文化が盛んな土地。畑仕事の合間にも、近所同士、田の端に集い、抹茶を飲んでいたという。

茶処は菓子処。そんなわけで名古屋には、数百年続く老舗の和菓子屋が多い。「花桔梗」もそのひとつ。約400年前に、尾張藩藩主・徳川義直から御用菓子司に任じられた「桔梗屋」がルーツで、現代的な意匠と素材で和菓子を作る。

インテリア設計事務所・トネリコが手がけた瑞穂区の、ギャラリーのような「花桔梗 本店」を訪ねたいと思いながら、名古屋旅の帰りに「ジェイアール名古屋タカシマヤ店」へと立ち寄った。そこで出会ったのが「あんトースト最中」。食パン型で厚みのある2色の香ばしい最中皮に、コクのある2種類の粒あんをのせて味わう。趣味の喫茶店巡りを名古屋ですると、コーヒーに小倉トーストを合わせたくなる、あん好きパン好きには心嬉しい取り合わせ。自分用とおみやげ用に求めて、ほくほく。名古屋帰りの翌朝は、コーヒーとともに、和菓子で朝食をいただきます!

文/甲斐みのり 撮影/鍵岡龍門 取材/小竹あき

おやつDATA

商品名
菓匠 花桔梗 本店の「あんトースト最中」
価格
1201円
内容量
2個入
ホームページ
菓匠 花桔梗 本店

PROFILE

甲斐みのり(かい・みのり)
文筆家。旅や散歩、お菓子や地元パン、クラシック建築やホテル、雑貨屋や暮らしなどを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。各地の観光パンフレットも手がける。著書は『地元パン手帖』『お菓子の包み紙』(ともにグラフィック社)など40冊以上。

この記事が掲載されているのは・・・OZmagazine TRIP「夏のひとり旅特集」

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発売日/2018年6月7日(木)
価格/680円
販売場所/全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店などで発売

※OZmagazine TRIP(2018年6月7日発売)の情報を転用して掲載しています。掲載情報は、2018年5月20日時点のものです。その後、変更が生じる場合があります。また各店の営業時間や定休日などは時期によって変わる場合もありますのでご了承ください

※記事は2019年5月31日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります