京都

おいしくてかわいい!130年以上愛される岡山銘菓、つるの玉子本舗下山松壽軒の「吉備団子」_OZmagazine TRIP

更新日:2019/05/02

OZmagazine TRIPで好評連載中の「さて、おやつにしますか」は、筆家・甲斐みのりさんが教える、旅の目的になるおやつの話。第3回目は岡山県・岡山市を代表する老舗菓子舗・つるの玉子本舗下山松壽軒(しもやましょうじゅけん)の「吉備団子」を紹介。

下山松壽軒・吉備団子
右から/プレーン・きなこ串吉備団子8串入り、白桃・マスカット串吉備団子8串入り、プレーン・きなこ吉備団子8個入り。各380円

昔ばなしのモチーフがちりばめられたパッケージ

昔ばなしや童謡を通して、日本人なら誰もが知る「桃太郎」。鬼退治に出かける桃太郎が持っていたきびだんごは、子どもの頃にいつか食べてみたいと憧れたおやつ。桃太郎伝説が生まれた土地・岡山では、多くの菓子店がきびだんごを作るけれど、桃太郎が幼子にも親しまれる昔ばなしだからか子ども向けのパッケージがほとんどで、お土産として差し出す人を選ぶという声もちらほらあった。

そんな意見をもとに、130年以上も変わらぬ製法できびだんごを作る岡山の老舗・下山松壽軒と手を取り合い、新たなデザインを生み出したのが、イラストレーターの大神慶子さん。物語の世界を凛と描き、大人の女性にも好まれる楚々とした佇まいのきびだんごが完成した。

昔ながらの胴つき製粉で、ふんわりもっちり柔らかく仕上げたきびだんごは、おいしさもピカイチ。岡山産のきなこを使ったり、名物の白桃・マスカットをピューレにして閉じ込めたり、地元の素材もたっぷりと。素朴で自然な甘さが際立つのは、無添加ならでは。串さしと、ひと口サイズのまるいのと、2タイプあって選ぶのも楽しい。

取材・文/甲斐みのり 撮影/鍵岡龍門

おやつDATA

商品名
つるの玉子本舗下山松壽軒の「吉備団子」
価格
380円
内容量
8個入
ホームページ
つるの玉子本舗下山松壽軒

PROFILE

甲斐みのり(かい・みのり)
文筆家。旅や散歩、お菓子や地元パン、クラシック建築やホテル、雑貨屋や暮らしなどを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。各地の観光パンフレットも手がける。著書は『地元パン手帖』『お菓子の包み紙』(ともにグラフィック社)など40冊以上。

この記事が掲載されているのは・・・OZmagazine TRIP「冬の温泉旅特集」

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OZmagazine TRIP「冬の温泉旅特集」
発売日/2018年12月7日(金)
価格/680円
販売場所/全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店などで発売

※OZmagazine TRIP(2018年12月7日発売)の情報を転用して掲載しています。掲載情報は、2018年11月20日時点のものです。その後、変更が生じる場合があります。また各店の営業時間や定休日などは時期によって変わる場合もありますのでご了承ください

※記事は2019年5月2日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります