色鮮やかな花々に包まれる、“あじさい電車”に乗って初夏の箱根を満喫

更新日:2018/06/01

山あいを走る箱根登山鉄道に、青やピンク、紫など、色とりどりのあじさいを車窓から見られる季節が到来! この時期の箱根登山電車は“あじさい電車”の愛称で親しまれていて、観光とともに花々を楽しめると人気に。今年は6月15日(金)から7月8日(日)の間にライトアップが行われる。また、座席指定の特別電車「夜のあじさい号」の運行も期間限定で実施されるので、のんびりと登山電車の旅を満喫したい人におすすめ。

幻想的なライトアップや特別電車の運行も。毎年人気の箱根登山鉄道の風物詩

箱根登山鉄道は、その名の通り箱根の山を登っていく日本で有数の本格的な山岳鉄道。沿線のあじさいは6月中旬頃から開花の時期を迎え、各地点での標高とともに見頃も7月中旬にかけて少しずつ上がっていくのだとか。そのため、長期間に渡ってあじさいを楽しめるのも魅力のひとつ。また、車窓に触れるほど間近に咲き誇る沿線のあじさいをのんびりと眺められるのは、ゆっくり走る登山電車だからこそ。通常ダイヤで走る電車は予約不要。昼は色鮮やかな花と緑を、夜は幻想的にライトアップされる景色を、好きな席から眺めよう。

よりあじさいをのんびり鑑賞したいなら、臨時増発される「夜のあじさい号」を予約して。この特別電車は、6月16日(土)から7月4日(水)の期間限定で運行される。沿線6箇所のライトアップで徐行や停止を繰り返しながらゆっくり進むので、さらにじっくりとあじさいを眺めたり、写真に残したりと楽しみがいっぱい。また、宮ノ下駅(強羅行)もしくは、塔ノ沢駅(箱根湯本行)では、電車から降りて撮影できる時間も設けられるそう。全席指定なのも嬉しいポイント。

「夜のあじさい号」が途中で停車する時間は、約7分から10分。箱根湯本行の停車駅である塔ノ沢駅は、トンネルに挟まれ“登山電車の駅らしい”と言われる雰囲気が漂う小さな駅。上りホームからは直接、「銭洗弁天」と「火伏観音」の参拝もできる。電車から降りて、お参りを兼ねたあじさいとの記念撮影をぜひ。一方、強羅行の停車駅の宮ノ下駅は、山小屋風の駅舎が特徴的。あじさい花壇が作られるので、思い出の1枚に残して。
今だけの“あじさい電車”と、ライトアップに照らされる幻想的なあじさいを楽しみに、初夏の箱根へプチトリップに出けよう。

イベントDATA

イベント名
箱根あじさい電車
開催場所
箱根登山電車
アクセス:【電車】新宿駅より小田急ロマンスカーに乗り、箱根湯本駅まで約1時間30分
箱根登山電車運賃
大人片道400円、子供片道200円(箱根湯本駅~強羅駅間)
問い合わせ
0465-32-6823
夜間ライトアップ期間
2018年6月15日(金)~7月8日(日)18:30~22:00
座席指定の特別電車「夜のあじさい号」
運転期間:2018年6月16日(土)~7月4日(水)
座席料金:大人片道310円、子供片道160円(箱根湯本駅~強羅駅間)
※別途運賃が必要です(大人片道400円、子供片道200円)
予約受付期間:2018年6月1日(金)~7月4日(水)の平日9:30~17:00
予約電話番号:0465-32-8787(夜のあじさい号予約センター)
ホームページ
箱根あじさい電車

WRITING/NOZOMI SUZUKI

※記事は2018年6月1日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります