宮城県丸森町の養蜂園で持て余していたミツロウを活用。繰り返し使えるミツロウラップに【サステナブルチャレンジ】
【サステナブルチャレンジ】楽しく始めるSDGsアクション!エコな暮らしやフードロスレシピ、エシカルグッズや話題のスポットまで

宮城県丸森町の養蜂園で持て余していたミツロウを活用。繰り返し使えるミツロウラップに【サステナブルチャレンジ】

更新日:2021/03/31

オズモールとはじめる、SDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか? ご紹介するのは、使い道に困っていた“もったいない”に新たな命を吹き込んだエコなキッチンアイテム。今回は宮城県丸森町で生まれた、プラスチックラップや容器の代用になるミツロウラップ「tsu tsu mi」。かわいいテキスタイルを使ったデザインもあるので、お菓子を包んで、ちょっとしたギフトにしても喜ばれそう。

サステナブルチャレンジとは?

今回のサステナブルチャレンジは“繰り返し使えてエコなミツロウラップを選ぶこと”

プラスチックラップや容器の代用になるミツロウラップ「tsu tsu mi(ツツミ)」

ミツロウラップ「tsu tsu mi」を作る会社『マメムギモリノナカ』があるのは、宮城県・丸森町。代表の山下久美さんはセラピストとして、独立開業の地にこの場所を選んだそう。

開業計画の最中、町内にある石塚養蜂園との出会いが。このことが、『マメムギモリノナカ』の将来を変えていく。石塚養蜂園では、養蜂の副産物であるミツロウ(蜂の巣の材料)を活用する方法を見出せず、ろうそくなどに加工しても、年間生産量の多くが在庫になることに悩んでいたそう。移住予定だった山下さんはちょうど、地域と連携した取り組みができないかと考えていたとき。一緒に使い道を模索するようになったのだとか。

最初はマッサージクリームへの活用を考えたものの、望むほどの消費量へは届かず。そんなときに知ったのが、オーストラリア発祥のミツロウラップ。こちらは、綿100%の布にミツロウ、天然樹脂、植物油を染み込ませた、洗って繰り返し使える食品ラップ。ミツロウの消費へ直結し、セラピーのテーマ「人も自然も健全に」のメッセージともピタリと合致。すぐに商品化することにしたのだそう。

しかし山下さんが移住してすぐ、令和元年東日本台風で丸森町は甚大な被害に遭遇。予定していたリラクゼーションの仕事ができなくなった山下さんは、形を変えて人々を癒し、健康へ導く事業をメインに。その答えが、ミツロウラップ。天然の保湿性や抗菌性で食品を長持ちさせる働きがあるミツロウラップは、人にも地球にも優しくて、安心安全。日々使う生活必需品だからこそ、持続可能な選択が明るい未来への一歩になるはず。

プラスチックラップや容器の代用になるミツロウラップ「tsu tsu mi(ツツミ)」

ミツロウラップ「tsu tsu mi」は、手の熱で温めると柔らかくなり、さまざまな形にフィット。使いかけの野菜を包んだり、ピタッと器のふたにしたり・・・。形状記憶できるので、折って器にすることも可能。熱に弱いので電子レンジは使えないけれど、テーブルを華やかにしたり、アウトドアで食器がわりに使えたりするのは、ミツロウラップならでは。

養蜂の副産物を使っているため、プラスチック製品と比べて圧倒的に環境負荷が少なく、繰り返し使えてエコ。口に入っても安心な材料で、埋めればなんと土に還ってしまうほど自然界に近いものづくりをしているというから驚き!

無地のほか、かわいいテキスタイルを使ったデザインもあるので、ラッピングペーパーのようにお菓子を包んで、そのままギフトにしても喜ばれそう。キッチンにあるだけで、視覚からも心地いいアイテム。

アイテムDATA

商品名:マメムギモリノナカ株式会社「tsu tsu mi」
価格:S(18×18cm)1320円、M(27×27cm)1870円、L(36×36cm)2860円
主な販売場所:にっぽん てならい堂、東北スタンダードマーケット仙台PARCO2店ほか

【特集】OZとはじめる、#サステナブルチャレンジ

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SDGsと言われても「それって何なの?何から始めればよいの?」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。ぜひ参考にして、できることから始めてみて。

WRITING/KYOKO KASHIMURA

※記事は2021年3月31日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります