子どもの口に入っても安心!青森県の廃棄される野菜をリユースして作られた「おやさいクレヨン」【サステナブルチャレンジ】
【サステナブルチャレンジ】楽しく始めるSDGsアクション!エコな暮らしやフードロスレシピ、エシカルグッズや話題のスポットまで

子どもの口に入っても安心!青森県の廃棄される野菜をリユースして作られた「おやさいクレヨン」【サステナブルチャレンジ】

更新日:2021/03/23

オズモールとはじめる、SDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか? ご紹介するのは、選ぶことで誰かの“うれしい”につながるサステナブルで高品質な日本製アイテム。今回は青森県青森市で生まれた、廃棄されてしまうお米と野菜が主原料の「おやさいクレヨン」。子どもはもちろん、大人がフードロス問題を知るきっかけにもなるアイテムとして、ギフトにするのもおすすめ。

サステナブルチャレンジとは?

今回のサステナブルチャレンジは“廃棄される野菜をリユースした文房具を選ぶこと”

親子の時間を彩るプロダクトやデザインを展開する、青森県・青森市の『mizuiro』で、代表のグラフィックデザイナー、そして子を持つ母である木村尚子さんのアイデアで生まれたのが「おやさいクレヨン」。

木村さんが夕食の支度しているときに、野菜の鮮やかな色に目を奪われ「野菜の色でお絵描きができたら、どんなに素敵だろう」と考えたのがアイデアの原石なのだそう。その後、規格外などの理由で廃棄される野菜が多いことを知り、県内の廃棄食材を救う商品開発へと乗り出したのだとか。

クレヨンの主原料は、玄米を精米する際に出る米ぬか。液体状の米油とライスワックスにして作れば、クレヨン特有の油くささがなく、万が一子どもの口に入ってしまっても安心。子どもが力を込めて握っても折れない硬さ、べたつかない配合にするための試行錯誤の末に、黄金比を導き出したのだという。

着色料は、これまで廃棄されていた野菜やフルーツなどの粉末を使い、食材そのものの色に。出荷時に外されるキャベツの一番外側の葉や、ドライチップス加工時に排出されるりんごの皮などが使われている。色を補うための顔料も、食品添加物レベルの安全性が認められている食品色素から。なんと一般的なクレヨンに使われている顔料の、3分の1以下に抑えているというから驚き!

さらには、原材料の約8割を地元青森県産に限定することで、二酸化炭素の排出につながる、物流コストの削減にも取り組んでいる。

当然のように捨てられていた廃棄野菜が、子どもたちの日常を輝かせる遊び道具へと大変身。

「おやさいクレヨンstandard」は全10色。ゆきにんじん、りんご、カシス、むらさきいもなど、食べ物の名前が付けられているのも特徴。本物の野菜やフルーツが入っているため、お絵描き中、色によってはわずかに食材の香りがふわり。嫌いな野菜でも、遊びの時間から興味へとつながる、食育への結びつきも。JIS規格、ヨーロッパで玩具の安全性を示すEN71-3:2013規格もクリア。

循環可能な素材を使った安心安全なクレヨンだから、子どもはもちろん、大人がフードロス問題を知るきっかけにもなるアイテムとしてギフトにするのもおすすめ。

アイテムDATA

商品名:mizuiro株式会社「おやさいクレヨン standard」
価格:2000円
主な販売場所:アカチャンホンポ、EGUALAND SHIBUYA、style tableほか
※店舗により在庫が異なるので、事前に店舗へご確認ください

【特集】OZとはじめる、#サステナブルチャレンジ

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SDGsと言われても「それって何なの?何から始めればよいの?」と、難しく考えてしまう人も多いはず。でも実は、毎日の暮らしのなかにヒントがたくさんあるんです。食材をムダなく活用するのも、エコバックを持ち歩くのも、サステナブルなSDGsアクションのひとつ。そこでオズモールでは、楽しみながら始められる「#サステナブルチャレンジ」をガイドしていきます。早速実践して、一緒にサステナブルな暮らしをはじめてみませんか?

WRITING/KYOKO KASHIMURA

※記事は2021年3月23日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります