おいしいだけにとどまらない、心も体もほっこり温まるやさしい想いを持つ店主たち。そんなぬくもりに出会える新店をクローズアップしてお届けします。今回はhotel koé tokyo 1階のカフェスペース内に誕生したベーカリー「hotel koé bakery」。シェフの愛が生み出した個性豊かなパンで幸せなひとときを堪能して。
個性あふれるパンに包まれる幸せな時間
ホテル「hotel koé tokyo」1階のカフェスペース「koe lobby」は、駅周辺の喧騒を離れてのんびりとした時間が流れる。2020年の秋にカフェ内に誕生した、ブレッドギーク池田浩明さん監修のベーカリーは朝から夜まで時間帯を問わず楽しめる「食パン」をメインに据えている。
口溶けなめらかなフィナンシェ食パンや〝フランスの朝の空気”をイメージしたブリオッシュなど5種を揃える食パンは、有機小麦やフランス産の発酵バターといった上質な食材を使い分け、色や形も愛らしい。
「ミキシングの回数や生地の寝かせ方に変化を付け、素材の風味を残したりふわふわな食感を生み出しています」と、さまざまな味わいが実現したのは約1年かけて試作を重ねた長谷山シェフのパンへの愛がなせる業。小麦の香りを感じられるようあえて山形にしたり、グルテンをやわらかくする製法を研究し歯切れのよさを出すなど池田さんも一目置くシェフのパンはどれも独創的。
「湧いてくるイメージや自分だけの発見を楽しんでほしい」とシェフと池田さんの想いや工夫が詰まったパンとともに心穏やかなひとときを。
パンラボ池田先生に聞いた「進化形生食パンについて教えて！」
【Q】“フィナンシェ食パン”ってどんなパン？
焼き菓子のフィナンシェから発想を得たおやつ食パンです。中は濃厚でなめらかな口溶け、ミミはサクサクと崩れるような新食感が楽しめます。焦がしバターのコクを感じる甘さは幸福感そのものです。
【Q】食べ方のおすすめは？
まずは生で食べてみてください。むしゃむしゃ食べ過ぎてしまいましたというお声もいただきます。トーストはもちろん、ジャムを塗ったりフルーツサンドにしたり甘い系のアレンジもおすすめです。
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※オズマガジン2021年1月号「しあわせのパン」の記事を一部転載
※掲載店舗などの情報は、取材時と変更になっている場合もございますので、ご了承ください。
- スポット名
- hotel koé bakery ホテル コエ ベーカリー
- 電話番号
- 0367127257 0367127257
- 住所
- 東京都渋谷区宇田川町3-7 hotel koe tokyo1F
- 営業時間
- 7:30?20:00 ※現在営業時間短縮中。なくなりしだい終了。焼きあがり時間はパンにより異なる
- 定休日
- 不定 ※ホテル休業・営業再開については公式HPにて
- 交通アクセス
- 渋谷駅より徒歩5分
- 席数
- 60
オズマガジン2021年1月号は「しあわせのパン」特集
お腹も心もあたたかく満たす、身近な小さな幸せの最たるものであるパンが盛り上がっています。素材やシェフのクオリティも高まり、専門化･多様化した新店も続々。アレンジレシピやバターやジャムとの相性で、可能性は無限大に。今行きたいパン屋さんガイドと、パンのおともや道具、グッズまで、広がるパンの楽しみ方をまとめてお届けします。
発売日／2020年12月11日（金) 価格／700円
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PHOTO／KAZUHITO MIURA、WRITING／YUUKI JOSAKI
