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【FP監修】投資を始めるメリットや失敗しないためのポイントをわかりやすく解説

【FP監修】投資を始めるメリットや失敗しないためのポイントをわかりやすく解説

お金を貯めたり増やしたりする主な方法は、おもに「貯蓄」「保険」「投資」の3種類。なかでも「投資」は増える可能性に期待ができるものの、元本割れの可能性が伴く、当面使う予定のない余裕資金や老後資金準備に向いているとされる。そんな投資の始め方や失敗しないためのポイントについて、ファイナンシャルプランナーがわかりやすく解説。

更新日:2021/07/03

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みんな投資してる?投資を始めるメリットは?

オズモール読者の5割超が投資を始めている!

オズモールのアンケートによると、5割超の人が投資をしていると回答。詳しくみると、既婚者は約6割が投資経験者であるのに対し、独身者は約半数だった。投資先の商品は、株式が41.3%でいちばん多く、投資信託、保険、外貨預金と続く。

最も人気だった株式は、ひとつの企業の株にまとめた資金を投じるため、投資先の企業の業績や関連ニュースなどによって株価が急に上がることもあれば、急に下がることも。そのため、投資信託よりもリスクが高く、難易度の高い投資と言える。その代わり、株式は長期で保有すれば、定期的に配当金や株主優待が得られるし、株価が上がったときに売却できれば売却益が得られる。

投資を始める3つのメリット&初心者におすすめの始め方

投資をした方がよい理由にはさまざまなものがあるが、代表的なものが次の3つ。

●お金が増える
まずはなんといっても、お金が増えることです。もちろん、投資は元本保証ではないが、セオリーに従って時間をかけて継続していけば、少しずつ増えていく可能性が高いと言える。

●お金の教養が身につく
投資を始めると、資産が増えていくかどうか気にするように。その過程で社会の動きや経済ニュースに敏感になるし、投資をしていく上で必要な知識を身につけようという意識も働きやすくなる。

●社会貢献になる
投資対象でいちばんポピュラーなのは株式。株式を発行して資金を得るには、証券取引所の厳しい審査をパスする必要があり、その会社には、利益に加え社会貢献も求められる。そういった企業に投資をするということは、社会貢献にもつながる。

投資初心者は、まず少額の無理のない金額から投資をスタートしてみるのがおすすめ。まずはお金を増やすより投資の練習をする感覚で、小額からスタートしようと思えば、実際に行動に移しやすい。

投資先の選び方や見直し方

投資先の選び方って?どういう基準で選べばいいの?

まず投資初心者が最初に押さえておきたいポイントとしては、タイプの異なる複数の資産へ「分散投資」をすること。「卵をひとつのかごに盛るな」という有名な投資の格言があり、これは、ひとつの投資先に集中投資をすると、その投資先が暴落した時にすべての資産を失うことを意味する。

「国内」と「海外」を組み合わせる、「株」と「債券」を組み合わせて持つように、値動きが異なる資産を組み合わせると、資産全体の価格変動を抑えられると考えられる。具体的には、日経平均株価やTOPIXなどの日本株の指標に連動するインデックスファンドと、米国株式(ニューヨークダウ工業株価平均)に連動するインデックスファンドを組み合わせて持つのが、分散投資と低コストの面ではおすすめ。

同じタイプのインデックスファンドからひとつを選ぶポイントは?

国や資産タイプが同じインデックスファンドのなかからは、下記3つのポイントをチェックして選んで。

まずひとつは、過去の運用成績の比較(最低3年以上)。過去運用がうまくいったから将来もよいという保証はありませんが、ファンドが運用目的に沿って運用されているかのチェックはできるため、過去の運用成績のよいものを選ぶことは大切。

次は、ファンドの規模。運用の規模が小さいと、運用する側としては利益が見込みにくく、場合によっては運用がストップし現金化されてしまうおそれが。

最後にコスト。投資信託のコストは買付時、保有時、解約時の3つの時点で発生する。まず買付時手数料は無料のものを選ぶとよいでしょう。いちばん大事なのは保有時の手数料です。毎年かかる手数料でトータルすると無視できない金額になるため、できるだけ低コストのものを選ぼう。

相場が下がったときの投資信託の見直し方

そもそも投資信託を始めた目的が、老後資金や余裕資金の運用ならば、相場が下がってもあわてず騒がずたんたんと、いままで通り積み立てて購入して。投資信託はつねに値動きしていくもの。いまは値下がりしていても、時が過ぎれば各国の政府や企業努力が功を奏して、いつかは相場が回復していく。2008年から起きたリーマンショック時も、世界の金融が大きく混乱したが、数年で相場は回復した。

相場の回復を信じて、今までどおり積み立て購入を続ければ、結果として安く買えたことになり、相場が戻ってきたときに早く利益を出しやすくなる。老後資金としてお金を使うのはまだ先、という方は、今までどおりのスタンスで。

投資で失敗しないために覚えておきたいポイント

投資初心者がやりがちな注意点とは?失敗しないためのポイント

初心者が投資で利益を上げるコツは、長期保有をして配当金などを手堅く積み重ねていくなど、コツコツ投資を続けること。2008年からのリーマンショックでは、世界の株価が暴落しましたが、その間も投資を辞めずにコツコツ買い続けていた人は、相場が回復し始めたときに早い段階で利益を取り戻していたそう。投資を辞めずに、株価が下がったときにも買い続けることに、大きな意味があると考えて。

また、投資可能予算を決めずに株式投資を始めると、あれよあれよという間に投資金額が増えてしまうことも。預貯金から新たに個別株を購入する場合には、投資可能な上限額をあらかじめ決めておこう。

貯蓄と投資と保険のバランスって?それぞれの長所・短所や考え方

貯蓄と投資と保険、それぞれの長所と短所を理解して上手に使い分けると、リスクを抑えた資産形成がしやすくなる。

そして、長期的な資産形成には、積み立てが便利。貯蓄は財形貯蓄や銀行の自動積み立て、保険は終身保険や学資保険、個人年金保険等の保険料を毎月払い、投資はiDeCoやつみたてNISAなどの非課税口座を使って投資信託の積み立てを活用しよう。これらの方法を組み合わせると、手間をかけずに目的別にお金を積み立てができる。

マネーの専門家に聞きました!投資に関するQ&A

会社の確定拠出年金ってやったほうがいい?

投資は元本保証ではないけれど、制度があるのに運用しないという選択は、「少ない退職金でいい」というのを自ら選んでいるようなもの。きちんと運用しましょう。

※1 毎月3万円を30年間積み立て、平均利回り率2%の運用グラフ

これから投資を始めたいなら、NISA(ニーサ)がおすすめって聞いたけれど・・・

特につみたてNISAは、これからコツコツと時間をかけて資産を築いていきたい人におすすめ。運用期間中に毎年の運用益から税金が差し引かれないため、効果的に複利運用が行えます。

口座開設をするにはどうすればいい?

必要書類をそろえて申し込んで。ネット証券や銀行など、自分に合った形を選びましょう。

【マネー特集】働く女性のお金のハナシ

先行き不透明な時代、多様化するライフスタイル。お金に関して、漠然とした不安は感じるけれど、分からないことだらけ。みんなどうしてるの? 気になるけれど、聞きづらい。情報も多すぎて、どれが私に合っている話なのか、見分けもつかない。そこでOZmallが女性たちに、これから先も“私らしく”過ごしていくために必要なお金の新常識を提案します。

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※記事は2021年7月3日(土)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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