飛行機を眺めに湾岸の公園へ_ローカルモーニング~朝の景色

飛行機を眺めに東京湾岸の公園へ_ローカルモーニング~朝の景色

更新日:2022/04/20

ローカルの日常を訪ねる「ステイケーション」。滞在中に出会える、その町ならではの朝の風景をフォトグラファー嶋崎征弘さんの一枚の写真と文でお届けします。今号は海越しに羽田空港を望む大田区の城南島海浜公園へ。目線を上げれば飛行機がある、この町ならではの朝の風景、ぜひみなさんもご体験ください

城南島海浜公園

飽きずにずっと見ていられる飛行機を見に湾岸エリアへ

 都内でも朝の早い時間は、気持ちよく運転ができる。3月末の数日間は、天現寺ICから首都高に入るのがおすすめ。明治通りの恵比寿、広尾間にできる満開の桜のアーチが朝は特に美しい。そこからぐるーっとレインボーブリッジを横目に南下。目的地は、 羽田空港対岸の城南島海浜公園。

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 飽きずにずっと見ていられるものが、誰しもあると思うけれど、飛行機は自分にとってそれに当たるかもしれない。それも近ければ近いほどなおのことよい。この公園のつばさ浜からは、離着陸する飛行機が間近で見られる。「少年か、君は」と言われそうだが、ゴーッという凄まじい音と、あまりにも近い巨大な飛行機を一度体感して欲しい。なかなか痛快でスカッとする。

 今日は運がいいよと受付の方が言っていた。南風が吹くときは、飛行機の着陸が見られる。マニアはどうやら着陸する飛行機が目当てらしい。

 優に2時間は経っただろうか。およそ50機の飛行機が目の前を通り過ぎ、無事に着陸した。水平線に見える蜃気楼のようなものは、千葉県だそうだ。東京の方を振り返ると、東京タワーとスカイツリーが並んで見えた。

今回訪れたスポット:東京都・大田区/城南島海浜公園

羽田空港に面した、東京湾岸にあるリゾート感あふれる公園。キャンプ場やBBQ場、スケボー広場、ドッグラン、砂浜が敷地内に点在し、都心にいながらにして本格的なアウトドアが楽しめる。

03-3799-6402( 城南島海浜公園管理事務所・9:00~16:30受付)
東京都大田区城南島4-2-2 
水定休(一部除外日あり)

写真と文 嶋崎征弘

フォトグラファー、長崎県佐世保市生まれ。西澤崇氏に師事後、2014年に独立。本誌をはじめ、雑誌、広告などで活躍中

PHOTO&TEXT/MASAHIRO SHIMAZAKI
※メトロミニッツ2022年5月号「ローカルモーニング」より転載 

※記事は2022年4月20日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります