医療脱毛の特徴や選び方について、形成外科専門医の崎尾怜子先生にインタビュー!

脱毛には医療脱毛と美容脱毛がある。クリニック選びに悩む以前に、そもそも医療脱毛と美容脱毛のどちらを選べばよいのか迷ってしまう人も少なくないのでは? そこで今回は、そんな読者の悩みを解決すべく医療脱毛の施術を行っているウィクリニック銀座院院長の崎尾怜子先生にお話を伺いました。脱毛を検討している人はぜひチェックしてみて。

更新日:2022/06/30

お話を聞いたのは・・・

ウィクリニック銀座院院長 崎尾 怜子先生

<Profile>
杏林大学病院にて初期臨床研修を修了後、慶應大学形成外科に入局し2018年に形成外科専門医取得。2017年より慶光会 大城クリニックにて診療に従事し、レーザーの専門的な知識を習得しつつ、2020年4月より東輝会 東京美容医療クリニックにて診療に従事。形成外科美容外科としての技術も研鑽し現在に至る。2021年6月より同グループのウィクリニック銀座院院長に就任。(2022年6月より産育休のため
休職中)

<クリニック>
統括理事である高 尚威医師自らが医療機器の研究開発に携わり、自身でプロデュースした自社開発した美容医療機器を用いることで安く高品質な美容医療を提供することをモットーに掲げているクリニック。医師のほとんどが形成外科専門医などの資格と高い手術技術や知識を持ち、質のいい技術を提供している。また、自社開発した医療機器の中でも脱毛レーザー:ヴィーナスワンは医療機器として厚労省の認可・承認を得ており、大手美容クリニックでも採用されている。
ウィクリニック

美容脱毛と比べて、医療脱毛にはどんなメリットがありますか

美容脱毛はエステなどで受けられる、医療従事者の資格を持たなくても照射のできるIPLなどの光治療器を用いた脱毛を指します。

それに対して医療脱毛というのは、クリニックで看護師や医師など、医療従事者によってのみ照射が可能なレーザー機器やIPL(光治療器)を用いた脱毛です。医療従事者が照射をする機械の方が照射エネルギーが高いものです。また、レーザーの場合は光よりもメラニンをもつ毛への反応も得られやすいのでより効果的で短期間、かつ少ない回数で脱毛を終えられます。

エステで受けられる機械は、安全のために照射エネルギーを制限されてしまっており、治療回数や時間がかかってしまいます。加えて、万が一機械による火傷などを生じたときに、医師がきちんと診察をし処置を行うことができるのも医療脱毛のメリットです。

医療脱毛のほうが痛みが強いと聞きますが、やっぱり痛いですか?

医療脱毛は照射エネルギーが強い分痛みも生じやすいものではあります。ただし、機械ごとに様々な工夫がされた冷却装置がついているため、皮膚を冷やして照射による熱さや痛みを緩和しながら治療が行えるようになっています。

当院では蓄熱型のレーザー脱毛を自社作成している(商品名ヴィーナスワン、厚労省の医療機器承認済)ため、当院の機械にあった冷却装置が内蔵されています。実際に冷却装置を使うと皮膚への接触面が冷却され、ジェルをのせておくと凍結していくほどの冷却効果があります。そのため照射時の痛みは大きく軽減され、痛みで通院が難しくなる方はほとんどいません。

他社の機械にも照射と同時に冷却ガスが噴射されるなど、さまざまな工夫がされています。しかし噴射ガスのタイプと直接皮膚に冷却面をあてる方法では、後者の方が冷却効率がいいです。そのため、当院の脱毛器ではしっかりとした減毛、脱毛効果を有しながら単発式のレーザーよりも痛みの少ない診療が可能なのではないかと思います。

医療脱毛は何回ぐらい通えば脱毛が完了しますか?また、そのあとの脱毛効果はどのぐらい続くものですか?

個人差はありますが、だいたい5~6回で8~9割程度の減毛となり、ほぼなくなるところまでをご希望される場合は8回前後必要になるのではないかと思います。ただし、毛の太さや肌の色味で効果は個人差がでますし、同じ人でも部位によってはより回数がかかることもあります。

とくにVIOだともともと肌の色が濃いことや、顔だともともと薄い毛を更に薄くすることになるので回数がかかりやすい印象があります。一度脱毛が完了すればその効果は生涯続きます。ただし、女性の妊娠中はホルモンバランスの変化により一時的に毛が濃くなったり、最近よくある薄毛に対する増毛剤の内服療法を行ったりするとまた毛が濃くなることが報告されています。

医療脱毛のクリニックを選ぶときは、どんなポイントを確認して選べばよいでしょうか

まずは、光脱毛器より高い効果が期待できる、レーザー脱毛器を使用しているクリニックを選びましょう。

そして、脱毛に使われる機械は当然ながら使用している頻度や年数が増えるほど消耗しパワーが落ちていってしまうので、本来定期的なメンテナンスを必要とします。しかしながら、メンテナンスを定期的にきちんと行っているクリニックはあまり多くないのが実情であり、患者様がそれをクリニックに確認することもなかなか難しいものです。そういった観点からはより最新の機器を置いているクリニックへの通院をおすすめします。

たとえば当院で使用している機械は自社制作の機械であり、自社のエンジニアが本社に常駐しているため定期的に機械のメンテナンスを行い、機械の出力低下が起こっていないことをパワーメーターで確認しながら常に機械を管理しています。

そのため、他院では効果のでなかった患者様でも効果を実感されやすい傾向があります。当院のヴィーナスワンは厚労省の定める医療機器の承認器であり、当グループのみでなく多くのクリニック様に販売させていただいており、同様に好評いただいております。

自社制作している機械でより安価に皆様に脱毛をうけていただけるよう日々努力しているので、ぜひ参考にしてください。

お話を聞いたのは・・・

ウィクリニック銀座院院長 崎尾 怜子先生

<Profile>
杏林大学病院にて初期臨床研修を修了後、慶應大学形成外科に入局し2018年に形成外科専門医取得。2017年より慶光会 大城クリニックにて診療に従事し、レーザーの専門的な知識を習得しつつ、2020年4月より東輝会 東京美容医療クリニックにて診療に従事。形成外科美容外科としての技術も研鑽し現在に至る。2021年6月より同グループのウィクリニック銀座院院長に就任。(2022年6月より産育休のため
休職中)

<クリニック>
統括理事である高 尚威医師自らが医療機器の研究開発に携わり、自身でプロデュースした自社開発した美容医療機器を用いることで安く高品質な美容医療を提供することをモットーに掲げているクリニック。医師のほとんどが形成外科専門医などの資格と高い手術技術や知識を持ち、質のいい技術を提供している。また、自社開発した医療機器の中でも脱毛レーザー:ヴィーナスワンは医療機器として厚労省の認可・承認を得ており、大手美容クリニックでも採用されている。
ウィクリニック

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※記事は2022年6月30日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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