ふたりで料理したくなるキッチンにするなら?

更新日:2019/02/12

キッチンのいちばんの悩みは収納スペースが限られていること。上手な収納術を身につけられれば、気持ちよくキッチンに立って、一緒に料理も作りたくなるものです。インテリアショップ「アクタス」のスタッフのお家をモデルケースに、そんなキッチンの作り方をご紹介!

キレイな状況を保つには収納の仕方が重要

収納に困ったらDIYも

狭いスペースを有効活用したい、棚が欲しい、壁面収納を作りたい。そんな希望が手軽にかなうことで人気を呼んでいるのが「ラブリコ」や「ディアウォール」といった材木系DIYパーツ。ホームセンターなどでも購入でき、工具が不要で、天井や壁を傷付けることなく簡単に棚を設置できます。

寸法が決まっていて加工しやすいツーバイフォー(2×4)材を活用するのもオススメ。100円均一のワイヤーネットやS字フックなどを用いるのも◎

ケースを使って隠す

こまごまとしたアイテムは、ケースにしまってスッキリと。プラスチックよりも、布や紙、籐のカゴといった目に優しい素材を取り入れると洗練された印象に。普段からカワイイ箱をストックしておくと、活用の幅が広がりそう。

例えばスニーカー好きならスニーカーの箱を使ったり、素敵なプリント紙を買ってきて箱に貼ってオリジナルケースを作ってみたり、そんな箱使いひとつでも、キッチンに立つのが楽しくなります。

ものがあふれるキッチンは壁面を活用する空中戦で!

せっかくふたりで暮らすなら、料理を彩る器にだってこだわりたい。でも、ふたりが持ち寄ったお皿や調理器具があふれかえってしまいます。

「スペースが狭くて器具が多いキッチンは確かにゴチャゴチャしがち。棚に収納したいところですが、調理器具やお皿は必要なときにサッと取り出せてこそ。となれば、ここは空中戦! DIYで棚を設置したり、壁にアイテムをつるしたりして、高さを上手に活用しましょう」と言うのは、日本一インテリア好きのスタッフが集まることで知られるインテリアショップ「ACTUS」の広報・兼松可奈さん。

キッチンアイテムの山が無事に片付き、置き場所は決まったものの、今度は並べたものが雑多な印象に。こんなときの対処法ってありますか?
「“見せる収納”のテクニックを使いましょう。まず、調味料など数が多いものは容器を統一。洗剤などもパッケージを剥がしたり、シンプルなボトルに詰め替えてしまうとぐっと空間になじみます。ほかにも、外見がイマイチなもの、見せたくないものはカゴやお気に入りのパッケージの箱などに入れて管理して。これだけでもスッキリとした気持ちのいいキッチンに生まれ変わります」(兼松さん)

本に教えてもらうなら
『花のズボラ飯』

原作
久住昌之
漫画
水沢悦子
発行
秋田書店
おすすめポイント
料理は本来、腕前に差があると共同作業がしにくい分野。しかし、ときには「ズボラ飯」と割り切れば、意外と楽しい時間が過ごせるかも・・・
あらすじ
夫が単身赴任中の主婦、30歳の駒沢花。自分だけのためにつくる食事は、手間を極力おさえた「ズボラ飯」だけど、これがとにかくおいしい! 『孤独のグルメ』原作者が贈る、ちょっと異色なグルメ・ショートコミック

【特集】本が教えてくれる、はじめてのふたり暮らし

はじめてのことをするとき、本は道しるべになってくれます。具体的な対応策や、思いも付かないようなアイデア、気付きや考え方のヒントを与えてくれたり。それは「ふたり暮らし」もきっと同じ。みなさんの暮らしのお悩みや疑問を、本を軸に解決策をご提案する特集です。

TEXT/AYAHA YAGUCHI

※記事は2019年2月12日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります