多くの女性が毎日悩んでいるむくみ。アロママッサージでスッキリ解消!
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多くの女性が毎日悩んでいるむくみ。アロママッサージでスッキリ解消!

更新日:2020/09/24

起きたときに顔がパンパンに腫れていると、朝から憂うつな気分になるもの。また、夕方になると足がむくんで靴がきつくなるという経験がある人も多いはず。特に夏は冷たいものをとり過ぎることでむくむことも。そこでむくみを解消するマッサージをアロマセラピストの柏原茜さんに教えてもらった。

約7割の人がむくみを感じている!
n=918 実施期間:2020年6月30日~7月7日 オズモール調べ

約7割の人がむくみを感じている!

オズモールのアンケートによると、むくみが気になる人は約70%。その中でもほぼ毎日むくむという人は、半数以上。むくむ部位で最も多かったのは、「ふくらはぎ」で約87%。次に「顔全体」が約33%、「足の甲から指先」が28%だった。「夕方から夜はふくらはぎがパンパンにむくんで痛いし、だるいし大変」(あがさん/40代・自営業)、「顔がむくんでいると、写真を撮ったときに一生残るのかと気になる」(ゆかさん/30代・会社員)といった声があった。

むくみが気になったときの対処法としては、「セルフマッサージをする」(約66%)という人が最多だったけれど、「自己流でやっているので効果的なマッサージ方法が知りたい」という声が目立った。

精油を使ったマッサージでリンパや血行の流れを促進

精油を使ったマッサージでリンパや血行の流れを促進

むくみは、細胞と細胞の間に余分な水分や老廃物がたまった状態になること。水分や塩分、アルコールのとり過ぎのほか、運動不足、立ちっぱなしや座りっぱなしなど同じ姿勢を長時間続けることなどが原因となる。特に脚がむくみやすい人は、同じ姿勢を続けることで水分が下肢にたまりやすいうえ、運動不足によって筋肉によるポンプ機能が低下し、下肢にたまった水分を押し戻しにくくなっている状態かも。

「むくみを解消するには、精油を用いたセルフマッサージで血行やリンパの流れを促すのが効果的です。むくみにおすすめの精油は、ジュニパーベリー、サイプレス、パイン、ゼラニウム、フェンネル、グレープフルーツなどです。これらの精油でマッサージオイル(またはクリーム)をつくり、脚や顔など気になる部分をケアしましょう」(柏原さん)
マッサージオイル(クリーム)は、ホホバオイルなどのキャリアオイル、または無香料のクリーム10mlに脚に使用する場合は精油2~4滴くらい、顔の場合は1~2滴くらいを垂らして、よく混ぜてつくって。

※グレープフルーツは光毒性(肌についた状態で紫外線にあたると皮膚にダメージを与える作用)あり。妊娠中の人は、グレープフルーツ以外は使用NG

お風呂上がりや朝のメイク前に!脚と顔がスッキリするアロママッサージ

お風呂上がりや朝のメイク前に!脚と顔がスッキリするアロママッサージ

柏原さんに教えてもらった脚と顔のアロママッサージは次の通り。

●脚のマッサージ
お風呂上がりにひざ上まで脚を出した状態でマッサージして。

1.立った姿勢で服の上からそけい部(足の付け根)を手の指先をそろえて30回程度往復させてさする
2.イスに腰かけ(もしくは床に座り)、両側の足首を時計回り、半時計回りにそれぞれ10回程度回す
3.両側の足首を足の甲側と足裏側に10往復くらい反らす
4.むくみが気になる側の足先からひざ上に向かってマッサージオイル(クリーム)を塗布する。両手の指先をそろえて内外のくるぶし周りをくるくるとマッサージする
5.足の甲の骨と骨の間を広げるイメージで、両手の親指を使い、心地よい圧でマッサージする
6.両手の手根(手のひら側の親指の付け根から手首にかけての部分)で、くるぶしの上からひざ下に向かって、スネの骨のきわに沿うように、スネの外側と内側をはさんでくるくる押し回しながら上がる
7.ひざを曲げてあぐらをかくように外側に倒し、ふくらはぎの中央をひざ裏から足首に向かって両手の親指で押しながら、ふくらはぎ全体を両手でつかむようにマッサージ
8.ひざ周り、ひざ裏を手のひらでやさしくなでさする
9.足先からひざ上に向かって、両方の手のひら全体で整えるように数回なでる。4から9までを逆側の脚で同様に

●顔のマッサージ
朝のベースメイク前やお風呂上がりのお手入れついでに。(朝はグレープフルーツの使用はNG)

1.両側の手のひらで顔全体を包む
2.マッサージオイル(クリーム)を少量手のひらにとって、よく伸ばし、顔全体に塗布する
3.両側の眉毛の内側から外側に向かって、骨のラインの下のきわを親指でやさしく押す
4.薬指で両側の目の周りを内側から外回りに数回くるくるとマッサージする
5.鼻の両側を中指で10往復くらい、上下にやさしくさする
6.両手の指をそろえて、「額の中央から外側に向かって」「鼻の横から耳に向かって」数回ずつプッシュする。同様に、あごから耳の下まで、フェイスラインを包むように数回プッシュする
9.耳の下からあごにかけて手のひら全体で包み、しばらくじんわり温める

マッサージはゆったりペースで、気持ちいいと感じる力加減で行い、マッサージ後は白湯やノンカフェインのハーブティで、デトックスを。アロママッサージで心身ともにスッキリさせよう!

教えてくれた人

柏原茜さん

英国IFPA認定アロマセラピスト、中医アロマセラピスト。英国ITEC解剖生理学・ホリスティックマッサージディプロマ取得。現在は「東西中医アロマスクール・サロン」(東京・吉祥寺)にて、講師として勤務。著書に『スピリチュアルアロマテラピー事典』(河出書房新社)がある。

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WRITING/AKIKO NAKADERA

※記事は2020年9月24日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります