【医師監修】吸水ショーツで生理をラクに、快適に過ごす

生理中をラクに過ごすためのグッズが増えています。吸水サニタリーショーツ(吸水ショーツ)もそのひとつです。ナプキンやタンポンなしで、ショーツだけで生理期間を過ごせるこのグッズについて、産婦人科医の宋美玄先生に伺いました。

更新日:2022/05/13

今回お話を聞いたのは・・・産婦人科医 宋美玄先生

丸の内の森レディースクリニック院長、一般社団法人ウィメンズヘルスリテラシー協会代表理事

産婦人科専門医・医学博士。大阪大学医学部医学科卒業。丸の内の森レディースクリニックの院長として周産期医療、女性医療に従事する傍ら、テレビ、書籍、雑誌などで情報発信を行い、産婦人科医の視点から社会問題の解決とヘルスリテラシーの向上を目指して活動中。主な著書に、ベストセラーとなった「女医が教える本当に気持ちいいセックス」がある。

吸水ショーツとは? 仕組みを解説

吸水ショーツとは、ショーツのマチやヒップの部分に、ナプキンのように液体を吸収してくれる「吸水体」を備えたショーツのことです。
水分を吸収する「吸水体」、吸収した水分がしみ出ないようにする「防水加工生地」、濡れた水分による不快感を軽減する「速乾メッシュ生地」などの複数の生地が重なった構造で、水分をしっかり吸収し、漏らさない工夫がされています。
人によっては、着用時にごわつきや不快感を覚えることもあるようですが、生理中でもナプキンやタンポンなしで過ごせることにメリットを感じる人は多いようです。

ユニクロやGUでも販売され、一気にメジャーに!

吸水ショーツ自体は以前から販売されていましたが、1枚5000円前後する価格帯のものが多く、当初はなかなか普及しませんでした。その後、徐々に低価格帯のものが登場するようになったことや、2021年にはユニクロやGUからも発売されたことなどをきっかけに、一気に広がった印象があります。

防災グッズにもおすすめ

災害時は生理用品が使えないことも少なくありません。そんな時には、ナプキンやタンポンなしで過ごせる吸水ショーツがあると便利です。防災グッズとして吸水ショーツを準備しておく人も増えているようです。

本当に吸収できる? 生理の時の経血の量はどれくらい?

「生理中、ナプキンやタンポンなしで過ごせる」といっても、本当に経血を吸収してくれるのか、不安を感じる人も多いでしょう。そこで実際の経血の量と、吸水ショーツの機能を比較してみました。

1周期あたりの経血の量は平均40ml前後

月経は1周期あたり3~7日間持続し、その間に平均して40ml前後の出血があるといわれています。ただし、それはあくまで平均で個人差があります。少ない場合で20ml、多い場合で140mlの間であれば正常の範囲内とされていて、これより少ないと過少月経、多いと過多月経と呼ばれます。

月経量の異常は、女性が体の異常に気づくサインのひとつです。なかには病気が隠れているなど、治療が必要なケースもあります。正確に月経量を測ることは難しいですが、「何か変だな」「いつもと違うな」と感じたときは、婦人科を受診してみましょう。

吸水ショーツの吸水量は30~150ml

吸水ショーツの吸水量は、製品によって異なりますが30ml前後が多く、多いものでは150mlの吸水力をうたっているものもあります。人によって経血の量が異なるため、一概にはいえないものの、それだけの吸水量があれば、出勤してから帰宅するまでの時間なら吸水ショーツだけでじゅうぶん間に合うという人は多いでしょう。

吸水ショーツQ&A

これから初めて吸水ショーツを使おうと考えている人が気になる疑問をまとめました。

初めて吸水ショーツを使うときのポイントは?

休日など、一日家にいられるときにスタートしてみるのがポイント。
経血の量が多いと感じている人は、いきなり吸水ショーツだけで一日中過ごすのを不安に思うこともあるはず。まずはお休みの日など、家でゆっくり過ごせるときに使って様子をみるとよいでしょう。なかには2日目など経血の量が多い場合はナプキンやタンポン、月経カップと吸水ショーツを併用する人もいるようです。いろいろ試して、自分なりのベストな使い方を見つけられるとよいですね。

吸水ショーツの洗い方は?

水またはぬるま湯ですすぎ洗いしてからネットに入れて洗濯機、が一般的。
ケア方法はメーカーによって多少異なりますが、水またはぬるま湯ですすぎ洗いをした後、洗濯機で洗う方法を推奨しているところが多いです。洗濯機で洗う場合は、ネットに入れるのを忘れずに。

サイズ選びが難しいって本当?

メーカーによってまちまち。クチコミを見てサイズ選びをするのがおすすめ。
漏れを防ぐためにも、吸水ショーツはなるべくぴったりサイズを選びたいところ。ですが、吸水体部分に厚みがあったり、メーカーごとに多少の違いがあったりするため、サイズ選びが難しいという声も聞こえてきます。サイズについては体型などによる個人差が大きいため、一概には言えませんが、クチコミなどから「大きめ」「小さめ」といった傾向を判断し、サイズ選びの参考にしてみましょう。メーカーによっては無料で返品を受け付けてくれるところもあるので、その点も参考に。

編集部が選ぶ、おすすめの吸水ショーツ7選

編集部が選んだ(※)おすすめの吸水ショーツをご紹介します。特徴や魅力、吸水量などを参考に、お気に入りの一着を見つけてみてください。

※紹介するアイテムは編集部がセレクトしたものです。監修の医師が効果・効能などを保障、推奨するものではありません。

Be-A(ベア)

ウルトラ ヘビー&ナイト ショーツ 多い日用 夜用 150ml

8690円

多い日も安心、業界最高クラス150mlの吸水量

クラウドファンディングで1億円以上を集めた「ベア シグネチャー ショーツ」よりも30ml多い、150mlの吸水量を実現した吸水ショーツ。100回の洗濯にも耐えられるという機能も魅力的。多い日や夜でも漏れを気にせず過ごせます。

Bambody

サニタリーショーツ 量が多い日用

1290円

フィット感のよいデザインで、後ろ側の伝いモレもしっかりガード

30mlの吸収力があり、後ろ側の伝いモレもしっかりガードするので2日目の夜でも安心です。バレー用品専門店が考案したフィット感のよいデザインで、スポーツなどで活発に動く方にもおすすめ

fran de lingerie(フランデランジェリー)

レディース 吸水サニタリーショーツ 昼用

2970円

レース素材が優雅で着回しやすいデザインが魅力

背面のレース素材が優雅で着回しやすいデザイン。ストレッチレースの一枚仕立ては通気性もよく、伸縮性も抜群で、ズレにくく、軽い履き心地です。30mlの吸水力で、生理の始まりや終わりかけ、おりものが多い時にも安心して使えます。

ムーンパンツ

デイタイム ブラックレース

5280円

バックスタイルのレースで、ブルーな気分もあがる

台湾で生まれた吸水パンツ「ムーンパンツ」。バックのレースで圧迫感のない、優しい履き心地を楽しめます。デイタイプは吸水量が10~15mlと少なめなので、気になる人はタンポンや、月経カップとの併用がおすすめ。

グンゼ

Tuche(トゥシェ)cherish moon(チェリッシュムーン)吸水型サニタリーショーツ

4180円

8層でも薄く、ナプキンと併用可能

吸水量は50mlで多い日や就寝時にも安心です。8層構造ですが薄く、羽根つきナプキンとの併用も可能。ハンモックマチ設計で伝い漏れしにくいデザインになっています。きりっぱなしでもほつれないカットオフレースで締め付けが少なく、ブルーな日も快適に過ごせます。

NaturaMoon(ナチュラムーン)

オーガニックコットン 吸水ショーツ

4620円

オーガニックコットン使用。お腹とおしりをすっぽりと包み込む深穿きタイプで安心

独自の7層構造で、ショーツ本体が、55mlの水分をしっかり吸収。生地には伸縮性のあるオーガニックコットンストレッチ素材を使用していて、むくみがちな体を締めつけることなく、快適に過ごせます。おなかとおしりを包み込む、深穿きタイプで安心感も。

Lily&Cleo

サニタリーショーツ 吸水型

1990円

3XLまで対応の吸水サニタリーショーツ

仰向けでもうつ伏せでも、360℃しっかりガード。プレミアムコットンを多く使用し、敏感肌の人でも一日中快適に過ごせます。通気性、快適性、伸縮性を備え、ウエストバンドは肌に食い込みにくい設計になっています。吸水量は30ml。

まとめ

吸水ショーツを使いはじめて「生理を快適に過ごせるようになった」という人は少なくありません。サイズ選びなどに多少の不安はあるものの、うまく使って、生理中の不快感が少しはラクにできるとよいですね。
ただし経血の量や不快感に悩んでいる人の場合、低用量ピルなどで月経そのものをコントロールしたほうがよいこともあります。吸水ショーツを使いつつ、婦人科にも上手に頼って、不快な症状をラクにしていきましょう。

WRITTING/NAOE YAMAMOTO

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※記事は2022年5月13日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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