年齢や月経周期、季節に合わせたケアは必要?スキンケアの疑問を解決!
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年齢や月経周期、季節に合わせたケアは必要?スキンケアの疑問を解決!

更新日:2020/09/24

自分の肌質をわかっているつもりでも、年齢や月経周期などによって、肌質の変化を感じたことってない? そんなときは、スキンケア用品やケア方法を変えたほうがいいのか悩むもの。そこでみんなが抱いているスキンケアの疑問について、美容皮膚科医の慶田朋子さんに、教えてもらった。

年齢とともにスキンケアは変えるべき?

年齢とともにスキンケアは変えるべき?

「変えたほうがいいですね」と慶田さん。
「30代ごろから徐々に、肌の水分を保持するセラミドなど自身が持つ保湿成分が減少していきます。さらに更年期になると女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの減少により、乾燥しやすくなったり、肌トラブルが起きやすくなったりします」

最初に年齢による変化を感じやすいサインが、目の回りやひじ、前腕、すねなど、皮脂腺が少ない部分の乾燥。目の回りに乾燥小じわが出始める、すねがカサカサするといったサインが出てきたら、スキンケアを変えるタイミングかも。

「基本は年齢とともに保湿を重視して、『美容液やクリームなど、スキンケアのアイテムを増やしていく』『塗る量を多くする』といったことが必要です。30代になったら“さっぱり志向”は捨てて、乳液やクリームを、塗った直後は肌がベタベタするくらい、たっぷり使うことがポイントです」(慶田さん)

また、皮脂腺が少なく乾燥しやすい、ひじや前腕、すねは、ボディソープの泡をのせてさっと洗い流す程度でいいそう。

月経周期に合わせたスキンケア方法が知りたい

月経周期に合わせたスキンケア方法が知りたい

排卵後から月経が始まるまでの10日から2週間くらいの期間は、女性ホルモンのひとつであるプロゲステロンの分泌が多くなる時期(黄体期)。この時期は、プロゲステロンの影響で、皮脂の分泌が盛んになり、肌が敏感になりやすくなる。ニキビができやすいという人も。

「黄体期は皮脂の分泌が多くなるので、ニキビができやすい人はTゾーンをよりしっかり洗うことを意識するといいでしょう。ニキビができないようにするために大切なのは、毛穴に皮脂が詰まらないようにすること。そのためには黄体期だけケアするのではなく、連続したケアが必要なのです」(慶田さん)

特に大人のニキビは、乾燥で美肌菌が減ってアクネ菌の割合が増え、角層が厚くなり、毛穴に皮脂が詰まりやすくなることで起こる。ニキビができたからといって、保湿を控えるのは逆効果に。
「角層の中で水分を保持している成分のうち、皮脂の働きは2~3%。つまり、皮脂の分泌が多くても、保湿は必要なのです。逆に皮脂は酸化すると角層の炎症を引き起こし、キメの悪化、毛穴の目立ち、毛穴の詰まりを生じさせ、さらにニキビができやすくなるという悪循環に」(慶田さん)

また、黄体期に肌トラブルを起こさないためには、生活習慣も大切だそう。栄養バランスが整った食生活を送る、運動する、ストレスをためない、腸内環境を整えるといったことが、黄体期の肌を安定させることにつながる。

正しいスキンケアをして、生活習慣を見直しても黄体期に肌トラブルが起きやすい人は、美容皮膚科でのスペシャルケアを検討してみて。
「ターンオーバーを正常化して皮脂分泌を抑える外用薬『レチノイン酸』の外用や、毛穴の入り口の詰まりを溶かす『ケミカルピーリング』施術、過剰なアクネ菌を殺菌し炎症を沈静化する『フォトフェイシャルM22』照射、『プラズマシャワー』照射、などが効果的です」(慶田さん)

お風呂上がりで汗が止まらないとき、化粧水はどうつければいい?

お風呂上がりで汗が止まらないとき、化粧水はどうつければいい?

暑い時季は、お風呂上がりに汗が止まらなくなるもの。汗をかいているのに化粧水をつけると、浸透せずにすぐに流れてしまうのが心配な人は多いはず。冷房の風が当たるところで涼んだり、扇風機を顔に当てて汗を抑えたりしたことがある人もいるのでは?

「スキンケア用品を何も塗っていない状態で、直接顔に風が当たると、乾燥してしまいます。とはいえ、汗がひかないと化粧水をつけづらいので、風を当てるなら顔ではなく体に当てて、体温を下げるのがいいと思います」(慶田さん)

特に乾燥肌の人は、一刻も早く化粧水を塗らなければ、という意識が強いかも。

「汗をかいている状態でスキンケアをしてしまうと、ベタベタするのが気持ち悪くて、つける量が減ってしまうかもしれません。汗が引いた状態でしっかりスキンケアするのがおすすめです。汗が引くまで待つのが心配な人は、化粧水を軽くつけておいて、後から塗り足すようにしてください」(慶田さん)

変化に合わせたスキンケアで、いつでもベストな肌をキープしよう!

教えてくれた人

慶田朋子さん

銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会レーザー専門医。東京女子医科大学病院皮膚科、聖母病院皮膚科、などで勤務したのち、2011年に現クリニック開設。最新の医療機器と注入治療をオーダーメイドで組み合わせ、「切らないハッピーリバースエイジング」を叶える美容皮膚科医として多くの患者から厚い信頼を得ている。皮膚の働きや美肌に役立つスキンケア、生活習慣などのわかりやすい解説が好評。著書に『365日のスキンケア』(池田書店)、『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など。

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WRITING/AKIKO NAKADERA

※記事は2020年9月24日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります