2020年のボジョレーヌーヴォーは11月19日(木)解禁!香り高い新酒のワインで乾杯しよう
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2020年のボジョレーヌーヴォーは11月19日(木)解禁!香り高い新酒のワインで乾杯しよう

更新日:2020/11/17

11月の第3木曜日はボジョレーヌーヴォーの解禁日。今年もフランスからボジョレーヌーヴォーが空輸され、日本でもお祝いムードに。中でも、ジョルジュ デュブッフのボジョレーヌーヴォーは日本でも人気で、花柄のラベルが店頭に並ぶ日を楽しみにしている人も多いのでは? 今回は、ボジョレーヌーヴォーの基礎知識やおうちでの楽しみ方、最新情報をご紹介。

毎年話題のボジョレーヌーヴォー、2020年の出来は?

毎年話題のボジョレーヌーヴォー、2020年の出来は?

「春の早い開花以降、7月は降水量が例年より少なく乾燥し、8月は40度に達するほど暑い日々が続いたため、ぶどうは例年より早く成熟しました。8月20日から始まった収穫では、成熟度が高く、良い状態のぶどうに恵まれました」と、ジョルジュ デュブッフ社輸出部長のアドリアン デュブッフ・ラコンブさん。彼は社名にもなっているジョルジュ デュブッフさんの孫にあたり、2020年1月に亡くなったジョルジュさんの志を受け継いでワインに愛情を注いでいる。

「新型コロナウイルス感染症拡大により大変な状況でしたが、今年のボジョレーヌーヴォーは、ひとことで表現すると『太陽』。素晴らしいヴィンテージに仕上がりました」とのこと。今年もおいしく楽しめそう!

今さら聞けないボジョレーヌーヴォーの基礎知識

今さら聞けないボジョレーヌーヴォーの基礎知識

ボジョレーはフランスの南東部にある、ワインの産地として有名なエリア。ヌーヴォーとは新酒のことで、その年にできたフレッシュな味わいを楽しむ早飲みワインのこと。ぶどうは100%ガメ種で、手摘みで丁寧に収穫したぶどうの房ごとタンクにいれて発酵させるのが特徴。渋みが少なく、フレッシュでフルーティな味わいに仕上がるので、渋みやタンニンがちょっと苦手という人にも赤ワイン入門としておすすめ。

もともとは、ボジョレー地区の地元だけで飲まれていたワインのおいしさを世界に広めたのが、ジョルジュ デュブッフさん。人気に火が付き、解禁日が12月15日から11月15日になり、さらに11月の第3木曜日と定められたのは1985年のこと。土日や祝日の安息日に重なると困るという、いかにもフランスらしい理由で曜日が固定になったのだとか。
実は日付変更線の関係で、日本がフランスよりも早く解禁日を迎えられることもあり、ボジョレーヌーヴォーが毎年話題に。初ガツオなど初物をありがたがったり旬に敏感だったりする日本ならではの習性があるのかも?

注目のボジョレーヌーヴォーをピックアップ

2020年に一般販売されるジョルジュ デュブッフのヌーヴォーは8種類。その中でも注目のワインをご紹介。(写真左から)
◆ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2020
果実と花のような香りであふれる、軽やかでフルーティな定番ワイン。ブーケのように華やかなボトルデザインはギフトや手土産にもぴったり。
◆ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー 2020
ボジョレー地区の北部に位置する、特に良質なぶどうが採れるボジョレー・ヴィラージュで収穫されたプレミアムヌーヴォー。濃密でなめらかな味わい。
◆ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2020 ラ・ロズレー
デュブッフ社の畑でとれたぶどうを100%使用したフルーティで軽やかな味わい。日本が大好きだったジョルジュさんの功績への感謝を込めて、2020年日本限定発売。
◆ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2020 オーガニック
有機ぶどうを100%使用したオーガニックヌーヴォーは今年初登場。有機栽培で育てられたぶどうの純粋な果実感と、まろやかで優しい味わいが特長。

※写真は2019年のヴィンテージです

ボジョレーヌーヴォーをおうちで楽しむには?

「今年のボジョレーヌーヴォーは、ブラックチェリーやプルーンなどの完熟した黒い果実の香りとともに、心地良い余韻が残る、非常に芳醇な味わいです」と、アドリアンさん。
赤ワインというと、がっつりお肉に合わせるというイメージがあるけれど、フレッシュで軽い味わいなので、ミートソーススパゲティや塩味の焼き鳥など、普段のごはんや居酒屋メシ、さらには肉まんなどにも合うのだとか。
「僕の大好きな寿司で言うと、赤身のマグロなどはボジョレーヌーヴォーにも合うと思いますよ」とのこと。

早飲みを想定して作られているので、購入したらあまり寝かせずに飲みきるのがおすすめ。肩ひじ張らず、デイリーワインとして気軽に楽しむのがいいのかも。

解禁日から3日連続でオンラインイベントを開催!

解禁日に合わせて、今年はおうちからオンラインで参加できる「ボジョパ」を開催。YouTubeからLive配信するオンライン形式なので、ボジョレーヌーヴォーを用意して、画面越しにみんなで乾杯しよう!
◆11月19日(木)21:00~「山里亮太のBAR赤眼鏡ボジョパ」
普段は会員制のオンラインバー『BAR赤眼鏡』が特別に閲覧可能に。山里亮太やすゑひろがりずと一緒にボジョレーヌーヴォーの解禁をお祝い。
◆11月20日(金)20:00~「ぐっち夫婦の 今日ボジョレーヌーヴォーとなにたべよう?」
SNSで紹介するレシピが大人気の夫婦が、ボジョレーヌーヴォーに合う簡単&絶品料理を紹介。
◆11月21日(土)20:00~「購入者限定!ミチコ・靖子のおしゃべりボジョパ」
こちらはジョルジュ デュブッフのボジョレーヌーヴォー購入者限定での配信。清水ミチコさん、オアシズの光浦靖子さん、アルコ&ピースの平子祐希さんの3人が繰り広げるトークが楽しみ。

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今日は誰となにを飲む? 気の合う仲間と盛り上がったり、料理との組み合わせに感動したり、旅先で現地のお酒を試してみたり・・・。編集部が楽しい“OSAKE JIKAN”を紹介します。

取材協力/サントリーワインインターナショナル
WRITING/YUKO MUKAI(OZmall)

※記事は2020年11月17日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります