夜遅すぎごはん 中央線編 vol.005

夜遅すぎごはん

【第1・3金曜21:00配信】
がんばって遅くまで働いた夜。家で自炊も面倒だし、脳をリセットさせるためにも、ちょこっとどこかに立ち寄って一息いれたい。まるで一杯やって帰るおじさまのようだけど、女性だってそんな夜もありますよね。この連載では、夜10時以降、女性ひとりで気軽にごはんを食べられるお店を沿線単位で紹介してきます。第一弾は中央線です。

更新日:2016/09/16

今回のお店:チョップスティックス吉祥寺店(吉祥寺駅)

毎日立ち寄りたくなる。心も温まる格別のフォー

スープを一口、麺も一口・・・あ、ここは頻繁に通うことになりそうだ、そう思ったお店が、吉祥寺にある、高円寺に本店を構えるフォーが人気のベトナム料理屋さん「チョップスティックス」です。お店は吉祥寺駅から徒歩3分、ヨドバシカメラ手前を右に入った通り沿いにあります。店内はベトナムの食材がいろんな場所に置かれていて、雑多で気取りのない作り。屋台のような雰囲気でリラックスできます。

チョップスティックス

夜10時をまわってしまって、なにか食べたいけれど、重すぎるものはちょっと・・・というときにぜひ頼んでもらいたいのが、看板メニューでもあるフォー。日本ではめずらしく、乾麺ではなく、生麺のフォーが使われています。

この生麺フォーは、オーナーの「おいしい日本米でフォーを作りたい」との思いから、試行錯誤を重ねてようやく誕生したこのお店のオリジナル。乾麺では得られないもちもちの食感と、噛むほどにお米特有の甘みが感じられるのが特徴です。

スープは、鶏肉と野菜を煮込んでとったお出汁に、塩と砂糖、ヌクマム(魚醤)、スパイスを少々というシンプルな味付けで、毎日食べても飽きないホッとする味わい。胃がじんわりと温まって、疲れた体が元気になってくるのがわかります。卓上のヌクマムと香り酢を加えて、自分好みの味に仕上げるのもちょっとした楽しみ。生唐辛子も追加できるようなので、次回は試してみたい!

「あっさり蒸し鶏のフォー」

「あっさり蒸し鶏のフォー」(650円)は、パクチーを多め無料、大盛り100円で追加できる

チョップスティックス

フォーとあと一品、そんなお腹のときは、「パクチー豆腐」か、「蒸し春巻き」をどうぞ。パクチー豆腐は絹ごしのお豆腐に、パクチーとトマト、さくさくとしたフライドオニオンをたっぷりオン。ヌクマムとお酢が効いていて、これまたさっぱりといただけます。お店イチオシの蒸し春巻きは、コショウの効いた豚ひき肉、キクラゲ、しいたけが詰まっていて絶品。春巻きの上には、パクチー、なますにきゅうりなどなど。お肉もお野菜もしっかり摂れるのが嬉しいですよね。

「パクチー豆腐」450円

「パクチー豆腐」450円

「蒸し春巻き」1本550円

「蒸し春巻き」1本550円

「こればかり頼む人がいますよ」、そう教えてくれたのが、お店の人気メニュー「ブン ボー フエ」(牛焼肉のせ汁麺)。ブンとは、太い米麺のことで、こちらのメニューでは太麺を使用。コシの強いしっかりとした麺に、エビ味噌、サティ(唐辛子、オイル、レモングラスなどで作った調味料)が効いた酸っぱくて辛い、ちゃんとコクもあるスープが相性バッチリ。これはリピート必至です。あっさり気分のときはフォー、辛いものを欲している夜は、ブン ボー フエ、お好みでお楽しみください。今日もごちそうさまでした!

「ブン ボー フエ」890円

「ブン ボー フエ」890円

チョップスティックス吉祥寺店

チョップスティックス吉祥寺店

TEL:0422-20-6060
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-31-4 日得ビル 1F
営業時間:月~金11:30~14:30(LO) 17:00~23:00(LO) 土日祝11:30~23:00(LO)
定休日:年中無休(臨時休業、年末年始を除く)
席数:18
アクセス:吉祥寺駅より徒歩3分
予約:可
平均予算:夜1000~2000円前後
喫煙種別:分煙(20時まで全面禁煙 20時以降は全面喫煙可)

WRITING/MAYAKO SAKAINO(OZmall) PHOTO/KAZUHITO MIURA ILLUSTRATION/HONGAMA

※記事は2016年9月16日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

TOP