劇団四季『アラジン』

普段とは違うデートに!カップルにおすすめの「劇団四季」ミュージカル3選

更新日:2020/03/19

「劇団四季」のミュージカルは、一生に一度は観てみたい名作揃い。たくさんの演目の中から、どの作品から観ればよいのか迷ってしまう人もいるはず。そこで今回は、大人の“ラブストーリー”を堪能する、カップルにおすすめのミュージカルを、オズモール編集部が厳選してご紹介します。パートナーの誕生日や2人の記念日などに、ロマンティックなデートをしてみては。

『アラジン』 (C) Disney 撮影:荒井健

2人の恋を応援したくなる!魔法の世界に心躍る『アラジン』

(C) Disney 撮影:荒井健

「魔法のランプ」に引き寄せられた2人の運命は?!

ハッピーエンドの恋物語を楽しみたい人には『アラジン』がぴったり。貧しい青年アラジンが「魔法のランプ」を手にしたことで、王女ジャスミンとの恋があっと驚く演出で展開していく。舞台上には花火が上がり、空飛ぶ絨毯が宙を舞い・・・ランプの精ジーニーが繰り出す魔法の世界は豪華絢爛! 星空のもと、恋に落ちた2人が「新しい世界-ア ホール ニュー ワールド」を歌い上げるシーンでは、思わずため息がこぼれそう。「まさに夢の舞台」「想像を超えた舞台」「圧倒されっぱなし」と絶賛されるディズニーミュージカルで、夢と冒険に満ちたひとときを過ごして。

ストーリー

砂漠に囲まれた神秘と魅惑の都アグラバー。その下町に貧しく暮らす青年アラジンは、市場で盗みをくり返し、衛兵に追われる日々。だが、いつかは真っ当な人間になると心に誓っていた。一方、王女ジャスミンは自由を求めて王宮を抜け出す。2人は市場で出会い心を通わせていく。ある日衛兵に捕まったアラジンを1人の老人が救う。実はこの老人は王国の乗っ取りを企む邪悪な大臣ジェファーだった。命拾いしたアラジンは老人に頼まれた通り「魔法の洞窟」へと向かい、ランプの魔人ジーニーが現れる魔法のランプに出会う___

一途な想いが狂気へと変貌する!悲恋を美しく鮮烈に描いた『オペラ座の怪人』

撮影:下坂敦俊

愛が凶行を駆り立てる。物語は悲しい結末へ!

スリリングな大人のラブストーリーを味わいたい人には『オペラ座の怪人』がおすすめ。1986年にロンドン・ウエストエンドで初演されて以来、世界中を魅了してきた名作中の名作。歌姫クリスティーヌを愛し、プリマドンナに仕立てようとする怪人。怪人の部屋へと導くボートが登場する場面では、パイプオルガンの旋律ではじまる名曲「オペラ座の怪人」がこれから起こる惨劇を予感させ、劇場は緊張と恐怖で張り詰める。思いを募らせた怪人の絶望にときに感情移入しながら、衝撃のラストでこれまでにない感動に浸って。

ストーリー

パリ・オペラ座の舞台では、オペラ『ハンニバル』のリハーサル中。しかし華麗な舞台の裏では、"オペラ座の怪人"の仕業とされる謎めいた事件が続発していた。歌姫カルロッタの代役に選ばれたクリスティーヌ・ダーエが素晴らしい歌声を披露し、舞台は大成功をおさめる。その夜、クリスティーヌは楽屋から忽然と姿を消した。愛する彼女をプリマドンナに仕立て上げようと、“オペラ座の怪人"が彼の隠れ家へと連れ去ったのだった___

切なさに心が震える。愛憎が幾重にも絡み合う『ノートルダムの鐘』

(C) Disney 撮影:上原タカシ

原作は世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの「ノートルダム・ド・パリ」

複雑な恋模様を堪能したい人には『ノートルダムの鐘』がいち押し。主人公カジモドは容貌の醜い自分にも優しい言葉をかけるエスメラルダに愛を抱くが、恋心は胸の内に秘めたまま。2人の男性も加わった四角関係の行く末に、最後までハラハラドキドキさせられるはず。注目したいのは、舞台に再現されたパリの「ノートルダム大聖堂」。時を知らせる大中小7つの鐘や、ストーリーに合わせて色が変化するバラ窓(円形に象られたステンドグラス)、大聖堂内の床を模した特徴的な白と黒のタイル床など、細部までこだわり抜かれた舞台が物語を盛り上げる。

ストーリー

15世紀末のパリ。幼い頃に聖堂の聖職者フロローに引き取られたカジモドは、その容貌から、街の中心に存在するノートルダム大聖堂に閉じ込められていた。塔上から街を眺めながら、自由になることを夢見る日々。年に一度の祭りの日、塔を抜け出したカジモドは、ジプシーの踊り子エスメラルダに出会い、恋をする。美しいエスメラルダに邪悪な欲望を抱いたフロローは、警備隊長フィーバスにジプシーの排除を命じるが、フィーバスもまたエスメラルダに心奪われていく。入り組んだ愛憎の連鎖の結末は___

WRITING/MEGUMI OGURA

※記事は2020年3月19日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります