勝ちも負けも糧に。硬派なスリーポイントの名手・石井講祐選手/千葉ジェッツふなばし

更新日:2019/02/04

インタビューと撮り下ろしフォトで今注目のプロアスリートを徹底解剖する「OZmallアスリートコレクション」。競技についての熱い想いを語ってもらったり、好きな異性のタイプやお気に入りのリラックス方法などを教えてもらったり・・・。競技中には見せない素顔も大公開します! 今回はB.LEAGUE「千葉ジェッツふなばし」で活躍する石井講祐(いしいこうすけ)選手にお話を伺ってきました。

2017-18シーズンの観客動員数、そしてSNSのファン数(※)でリーグ1位を獲得し、ますますファンを増やしているプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」。所属選手の人気はもちろんのこと、プロジェクションマッピングや花火など華麗な演出で会場を盛り上げ、次ゲームの予告映像やチラシ配り、SNSを駆使してユニークな広報活動を行うなど、選手とスタッフが一丸となって行うチーム作りに注目が集まっている。7回目となるOZmallアスリートコレクションでは、そんな千葉ジェッツで「ほしいときに得点を入れてくれる」と信頼が厚い、SG(シューティングガード)の石井講祐選手にインタビュー!

※Instagram、Facebook、 Twitterの総フォロワー数

脱サラをしてプロの道へ。苦しくても自分が求めたバスケ一色の人生

「SGは『スラムダンク』では三井寿のポジションで『黒子のバスケ』でいうと緑間真太郎のポジションです」と、自分のポジションを漫画のキャラクターで説明してくれた石井選手。実直で自然体、そして誠意が伝わる柔らかな話し方が印象的で、短めの黒髪に涼しげな切れ長の目をした、まるでバスケ漫画に出てきそうなイケメンアスリートだ。

石井選手は現在31歳。“脱サラ”をしてプロバスケの世界に足を踏み入れた。大学を卒業して富士通に就職し、同社の実業団チームでバスケットボールを続けながらも、平日の昼間はサラリーマンとして通常業務についていたという。

「入社した頃は営業職をしていました。最初は自分に営業は向いていないと思ったんですけど、いざやってみると外に出ていろんな場所に行ったり、初めて会うお客さんと話すことが楽しくて。なので、仕事や会社に対して不満はありませんでした。ただ『もっとバスケがしたい』という思いが強くなったのと、千葉ジェッツがトップリーグに行くタイミングがちょうど重なり、25歳でトライアウトを受けて練習生になりました。練習生時代はスクールで子供達に教えたり、チーム以外での練習もあったので時間的には忙しかったですが、バスケ一色の生活は苦しくも楽しかったです」

優勝をめざして。毎日ひたむきにプレーを続ける石井選手

石井選手といえば、チームきってのスリーポイントシュートの名手。まさかそこから!?という、むずかしい角度からもバシバシとシュートを決める姿に魅了されるファンも多い。

「チームの優勝のために、スリーポイントシュートはもちろん、大事な場面で外さないシュート力が求められていると感じます。バスケットボールが好きだし、日々新しい発見があって楽しいです。いろいろな技術を身につけて、それを試合で発揮して勝ったときには喜びがありますし、負けたときの悔しい思いも含めて、日々成長を実感しますね」

第一線で長く活躍を続け、試合では100%のパフォーマンスが求められるアスリートは、体と心のメンテナンスも大切な仕事。石井選手も、練習後は次の試合に備えて、トレーナーとマンツーマンで体を整えるという。緊迫感のある試合で高まった心は、休みの日に温泉や買い物を楽しむなど、お気に入りの方法でしっかり癒しているのだそう。

「遠征のときには、ホテルでアロマオイルをアロマストーンにたらしてリラックスするのがお気に入りです。 試合の前日は気持ちよくすっと眠れた方がパフォーマンスもいいので。柑橘系とかすっきりした香りが好きです」

栄養管理も仕事のうち。毎日300gの〇〇を食べています!

「僕はチームの中でおにぎりの年間消費量がいちばん多いと思います(笑)。誰よりも食べてる自信がありますね。栄養管理しながら摂取量を決めて、1日300gを食べています」

1日300gというとピンと来ないけれど、年間で約109kg、その量は日本人ひとり当たりの年間消費量(※)の約2倍! おにぎりの具はその日によっていろいろ変えて、握っているのは1年半前に結婚された年上の奥様だそう。ここでアスリートコレクションの共通質問! 試合に勝ったとき、負けたとき、パートナーにはどうしてほしい?

「『おかえり』『おつかれ』とか。勝っても負けても普段と同じでいいです。なるべく僕も『これがだめだったー』とかは言わないようにしています。でも、奥さんとか、友だちとか、バスケをしない人の潜入感のない言葉に『なるほどな』と思うこともあって、プレーについてたまに言ってもらうことも僕は嫌じゃないです」

※農林水産省調べ。2017年時点で、米のひとり当たりの年間消費量は54.4kg

観客動員数1位のチームでプレーする気分は?と伺うと「満員のお客さんの中でプレーできるって本当に昔はなかったことなので、嬉しいし幸せです」と屈託のない笑顔で話す石井選手。インタビュー中の丁寧な受け答えにも、サラリーマン生活を経て念願のプロ入りを果たした石井選手だからこその“バスケ愛”が感じられた。得意技のスリーポイントシュートをバシバシ決める石井選手の活躍に注目!

もっと知りたい!石井選手に1問1答

Q1.ニックネームを教えてください 「ちゃん、コースケ」
Q2.座右の銘を教えてください 「人事を尽くして天命を待つ」
Q3.家族構成を教えてください 「妻」
Q4. チャームポイントを教えてください 「おにぎりを食べたときの膨らんだほっぺた」
Q5.得意料理はなんですか? 「焼きそば」
Q6.好きなこと、好きなものなんですか?  「好きなことはNBA観戦、好きなものは肉食の王道・恐竜」
Q7.石井選手も肉食ですか? 「草食ではないです(笑)」
Q8. 好きな異性のタイプを教えてください 「新垣結衣さん。背が高い人が好きなんですね。性格は明るくて、さばさばしてる人が好きです」
Q9.結婚とは〇〇だ 「いいものだと思いますよ」
Q10. 公式動画チャンネル「ジェッツチャンネル」で自分が苦手だと思ったことは? 「ダンス」「食レポ(ほっぺたに詰め込みすぎるため)」
Q11.アスリートコレクションに登場したチームメイト、西村文男選手のすごいところは? 「すべての動きが華麗でマネできません」
Q12.ホームとアウェイ、どちらのユニフォームが好き? 「アウェイの白いのも結構好きなんですよね・・・。でもジェッツレッドのホームということで(笑)」
Q13.選手としての持ち味は? 「スリーポイントシュート」
Q14. シュートって◯◯だ 「入ると気持ちいいです」

石井選手に会える場所

ホームアリーナ
船橋アリーナ
住所
千葉県船橋市習志野台7-5-1
アクセス
船橋アリーナへの行き方

PROFILE

石井講祐(いしい・こうすけ) 
1987年生まれ 千葉県出身
身長182cm/体重83kg
ポジション:SG
B型

東海大学卒業後、関東実業団リーグに所属する富士通に入団。2013-14シーズンに練習生契約を結び、現在の所属チームである「千葉ジェッツ」に入団。翌シーズンに正式選手契約を結んだ。アウトサイドからのシュートを得意とし、チーム屈指の決定率を誇るスリーポイントシュートでチームを牽引する。

PHOTO/YOHEI TOKUDA WRITING/YUKO YASUDA

※記事は2019年2月4日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります