イイトコドリップ Vol.43 沖縄県・南部エリア:カフェとうつわトリップ

沖縄県・南部エリアでカフェとうつわトリップ

更新日:2017/10/17

沖縄県・南部エリアってこんなところ

いつもの日常を豊かにしてくれる南の地

暑さも観光のピークも、一段落した秋の沖縄で、心穏やかにゆったりと過ごす。那覇市の南に位置する沖縄本島の南部エリアは、海と緑が織りなす自然や、昔ながらの風景が残り、沖縄の人々の日常を感じられる場所。特に南城市を中心とした地域には、日々の手本にしたくなるカフェやうつわ屋さんが。暮らしの豊かさにつながるあれこれを見つけに、いざ南の島へ。

Access

羽田空港から那覇空港まで飛行機で約2時間30分。成田空港からは格安なLCC でも那覇空港へアクセスできる(約2時間30分)。那覇空港から南城市内へは車で40分程度。車での周遊が便利なのでレンタカー利用がおすすめ。

暮らしをアップデートする旅

毎日が楽しくなるうつわを探しに

土地のもの、旬のものを味わう大切さに目覚めたら、今度は日々の食卓をもっと豊かにしてくれる、うつわ探しを。そこで訪れたいのが、南城市に点在する4人の作家の工房& ショップ。モダンな絵付けに心が華やぐやちむん、作家の世界観が伝わるアートなプレート、沖縄の木材で作られるうつわなど、それぞれが個性的。手に取って質感を確かめたり、デザインや色彩で吟味したり。このお皿にはどんな料理を盛り付けようかなと想像するだけでワクワクする。
工房&ショップでは、作り手とのコミュニケーションもぜひ。うつわが生まれる背景や、うつわに込めた思いを知ると、親しみや愛情がふつふつと湧いてくる。4つの工房を巡って、普段の暮らしをアップデートするうつわを見つけて。

g a l l e r y k .
手前左からアカギ4500円、ホルトノキ各5000円 

gallery k.(ギャラリー ケイテン)

斜面に立つ小さなギャラリーに並ぶのは、木工作家・藤本健さんが作るさまざまな形の木のうつわたち。独特なのがその制作スタイル。生木のまま成形して乾燥させるため、思いもかけないゆがみができて、よりナチュラルな風合いに仕上がるのだとか。もともとオーダー家具を作っていた藤本健さんは、自分自身の作品を作りたいと、2011年からうつわの制作を始めた。使う素材は、ガジュマル、アカギ、ホルトノキなど沖縄に自生する木材。使う人のイマジネーションが広がるようにとの思いから、あえて商品名はなし。

器 bonoho(ボノホ)

丸、三角、線などを組み合わせた楽しげなデザインと、ポップでいてやさしい色彩。そんなアートなうつわを作るのは、彫刻家としても活動する佐藤尚理さん。陶芸の枠を超えた自由さと、どこかほのぼのとするゆるさも魅力で、使うたびに元気になれそう。ほどよくマットな質感が独特で、カラフルだけど派手すぎないうつわは、ちょうどいいほっこり感。

雑貨
手前右からプレート大8800円、カップ5000円、プレート小6300円
BE NATURAL外観
五寸皿1枚1400円~、七寸皿3780円~は、ちょっとぽってりとした厚みと、ずっしり感が手によくなじむ

陶房眞喜屋(とうぼうまきや)

やちむんの里・読谷村で修業した陶芸家・眞喜屋修さんは、より静かな環境で作陶したいと、2013年、南城市に工房とギャラリーを構えた。やちむんの古典的な技法・点打ちをアレンジし、水玉模様のように絵付けしたり、唐草模様をモダンに描いたり・・・。沖縄の土と釉薬を使って作られ、コバルトブルーが映える躍動感のある絵付けは、新時代のやちむんを感じさせる。

宮城陶器

沖縄出身で、読谷村で陶芸の経験を積んだ宮城正幸さん。2013年、奥様の実家だった古民家を利用して工房とギャラリーを開設。白地にオリジナルの模様を絵付けした、シンプルモダンなうつわは、和洋中のどんな料理にも合わせやすい、使い勝手のよさが◎。渋めの色彩で仕上げた、和の風情漂う新作シリーズも見逃せない。

左手前から、奥様が絵付けを担当する染め付け五寸皿 青葉2000円、角皿小 大玉1300円、落ち着いた趣の灰釉五寸皿2300円

紹介したお店はこちら

gallery k.(ギャラリー ケイテン)

TEL.090-9781-3481
沖縄県南城市玉城字屋嘉部123-1
営業/設定なし※来店前に電話にて連絡を
不定休
アクセス/那覇空港より車で約30分

器 bonoho

TEL.098-947-6441 
沖縄県南城市佐敷手登根65 
営業/12:00~17:00 
定休/月・火・ 金~日※臨時休業あり(HPなどで要確認) 
アクセス/那覇空港より車で約40分

陶房眞喜屋

陶房眞喜屋

TEL.098-947-1320 
沖縄県南城市佐敷字屋比久447 
営業/9:00~17:00※変更の場合あり。来店前に電話にて連絡を 
定休/日 
アクセス/那覇空港より車で約40分

宮城陶器

TEL.098-917-1623 
沖縄県南城市佐敷字屋比久328 
営業/10:00~17:00※来店前に電話にて連絡を 
定休/日、不定休あり 
アクセス/那覇空港より車で約40分

沖縄県・南部エリア:カフェとうつわトリップ

沖縄の食材をじっくり味わおう

気持ちがゆるやかに過ごせる秋の沖縄では、なにげなく済ませてしまいがちな“食”の時間を、じっくりのんびりと。めざすは南城市の高台に佇む「BE NATURAL」。

南部エリアの見逃せないあれこれ

気軽に泊まれる B&B、世界遺産に登録されている聖地など、まだまだ楽しみいっぱいの南部エリア。 ちょっとディープな糸満公設市場や車で行ける奥武島にも足をのばして !

奥武島まで行ってみよう

南城市玉城にある奥武島 は、本島と約150mの橋でつ ながる小さな離島。せっかくだから奥武島まで足を伸ばして島ならではののんびりとした空とビーチとグルメを満喫しよう。

常若婚ロゴ

女子旅にぴったりの沖縄へ行こう!

夏の沖縄もいいけれど、静かな時間が流れる秋の沖縄も女子旅にはぴったり。おいしいごはんや美しい景色に、癒されに出かけない? 沖縄旅行が決まったら、 沖縄の観光情報が満載のキャンペーンサイト「旬香周島おきなわ」をチェックしてみて。飲食店はもちろん、ホテルやイベント情報まで、旅に欠かせない情報が満載! 素敵な思い出は、「♯しゅんおき」を付けてインスタグラムに投稿してみよう。さらに「旬香周島おきなわ」では、宿泊券などが当たるプレゼントキャンペーンも実施中。簡単なアンケートに答えるだけだから、ぜひチャレンジを。

沖縄県南部エリア:カフェとうつわトリップ

Present

今回特集で紹介した「宮城陶器」の四角の器か「陶房眞喜屋」の丸い器のどちらかを各1名様にプレゼント。沖縄県南部エリアについてのアンケートに答えてプレゼントを当てよう!

日本のイイトコドリップ

日本のイイトコドリップ

東京女子のココロが動く、まだ知らない日本のイイトコを抽出して届ける連載「イイトコドリップ」は、武智志穂さんはじめ「OZの女子旅モデル」と一緒に毎月1つの旅先をお届け。ぜひチェックして、次の旅のきっかけを見つけて!

WRITING/MIE NAKAMURA PHOTO/MANABU SANO MODEL/SHIHO TAKECHI

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※記事は2017年10月17日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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