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現在、ある人材紹介会社に事務職として勤務しています。
それなりにやりがいを感じながら、どこかで会社になじみ
きれない自分がいます。

紹介会社は、企業に求職者を紹介して手数料をいただく
という商売なので、仕事を探して登録して下さる方達を
言い方は悪いですが、「当社で売れる人」と「当社では
売れない人」に分けなければいけない、という側面が
あります。

今日、ある求職者の方から、求職相談に乗ってほしいという
申し込みがありました。
たまたま電話を取ったのが私だったのと、カウンセラーから
とりあえず話を聞いてみて、と言われたので、そのまま私が
いろいろヒアリングしていたのですが、その過程で（理由は
ここでは伏せますが）当社からはその方への職業紹介が
難しいということに気がつきました。

私の勤務先では、何らかの理由で当社からの職業紹介が
難しいと思われる求職者の方には、たとえご本人から
ぜひ相談だけでもお願いしたい、と言われた場合でも、
職業紹介ありきという理由で、できるだけ断るようにと
指示されています。
（法規上はいけないことなのですが･･･）

ただ、ひとえに私の説明や話の聞き方が悪かったからなの
ですが、どうしても話の流れ上、お断りすることができず、
結局カウンセラーとの面談をセッティングすることになって
しまいました。
カウンセラーは、とりあえず面談を引き受けてくれましたが、
嫌々、渋々といった表情で、「でも僕はボランティアじゃ
ないんですから･･･」と最後に一言言われました。

個人的には、職業紹介という商売とはいえ、こういうふうに
仮に数字にならなくても求職者の相談に乗るということは、
あってもおかしくない、避けて通れないことだと思っています。
でも、カウンセラーにとっては『求職者との面談→求人案件
紹介→内定→入社決定→手数料をいただく』ことで、自分や
会社の業績に関わってくるので、こういう「転職相談」は
煩わしいだけみたいです。

こんなこと、頭では分かりきっていたはずなのですが、今日
それを改めて感じて、なんだか自分にはこの業界が向いて
いないのかなと･･･。
前職が接客業で「来るもの拒まず」のようなところがあった
のも、違和感を感じる理由かもしれません。

どんな商売でも、売上があり、利益があり、それが自分の
収入につながっていくわけですから、ボランティア精神だけ
ではやっていけないことは分かっています。
でも、すぐに売上に直結しないことでも、避けて通れない
というか、業務としてやってもいいんじゃないかと思う
自分がいます。

自分の説明下手を棚に上げるわけではないのですが、どうも
スッキリできません。
そもそも、私自身、企業勤めに向いてないのでしょうか。
会社勤めの向き不向きなんて、30歳を過ぎて考えることでは
ないだろうと思いつつ、なかなか気持ちの整理ができないで
います。

グチみたいな、長い投稿ですみません。
皆さんのご意見をいただければうれしいです。