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先々月、アメリカの大学院を卒業し、日本に帰国しました。
久々の日本で、本来なら寛げるはずなのですが、つらいことが
重なり、毎日が苦痛です。

☆父の病気
今年の１月、父が脳腫瘍と診断されました。進行が遅いものの
悪性である可能性が高く、できるだけ早く摘出手術を受けるよう
勧められています。しかし、摘出手術を受けると、言葉や運動
能力に後遺症が残る可能性があり、いま父がしているような
仕事は続けられなくなるかもしれないそうです。

父は、周囲に病気のことを一切隠し、摘出手術をできるだけ
遅らせることを選びました。「会社で要職にあるので、いま辞める
わけにはいかない。それに、少なくともあと何年か働かないと、
老後の生活がままならない」というのです。

でも、仕事から帰ると、父はずっと「体が痛い」「手の感覚が
なくなってきた」「ろれつが回らない気がする」などと体の不調を
訴え続けます。症状を緩和するための応急手当的な手術を１月、
７月と既に２回行っていますが、楽になるのは手術後数週間だけ
のようです。家族としては、そんな父を毎日見ていて心配で
なりません。

☆ロシア人の彼
私には、留学中に知りあったロシア人の彼がいます。
彼は、付き合い始めて１年後にロシアに帰国し、もう1年あまり
国際遠距離恋愛をしています。遠距離になって以来、父の病気や
彼の徴兵検査などがあり、１度も会えていません。お互いのことは
信頼していますが、電話とメールだけの関係はつらいです。
彼も遠距離に疲れ、「はやく一緒に暮らしたい」と言っています。

でも、私は一人っ子です。病気の父と看病疲れの母を置いて、
日本を離れ、ロシアや他の国に住む気にはなれません。
一方、彼も一人っ子です。しかも、今年の春、彼の両親が働いて
いた会社が倒産したそうです、今はまだ失業手当が出ているそう
ですが、年齢のこともあって、再就職が難しいようです。このまま
失業手当がなくなれば、彼が両親の生活を支えることになります。

お互い、親を優先して考えれば、別れるのが最善だと思います。
私は日本で就職して、自分の生活を作りながら、親を支える。
彼は既に良い職にあるので、親を再就職まで支える。
難しいとは思いますが、私がロシアで働いたり、彼が東京で
働くよりは、現実的だと思うのです。

その反面、私も彼も、別れたくないのです。１年以上離れていても
守った気持ちを、自分たちの心変わり以外の理由で、簡単に
壊したくありません。

私の両親は「未優の人生なんだから、未優の好きにしなさい。
未優が親のために自分のやりたいことを諦めて不幸になったら、
それが親にとって一番不幸だ」と言います。彼の両親も、彼が
悩んでいるのを知って、同じ事を言ったそうです。

でも、私には、いま私が何をしたいのか、良く分からないのです。
何を選んでも誰か（何か）を犠牲にしなければいけないようで、
選べないのです。

父と母は、父の病気のことや、それに対する不安を他の人に
話すこともできないので、慢性的な不眠になっています。
私は、父のことに加え、彼のことでも悩み、不眠だけでなく、
胃炎にもなりました。本来なら就職活動をする時期なのですが、
不安や寂しさでいっぱいいっぱいで、何をする元気も出ません。
気分転換にと友達と会ってみても、家に帰ると母が一人で
泣いていたりして…。

こんな自分も、こんな生活も、嫌です。元気が出したいです。
私も、私の大切な人たちも幸せにできるように、強くなりたい。
どうしたら、そうなれるでしょうか？私はいま、何をすれば
いいんでしょうか？相談に乗って下さい。よろしくお願いします。
長文を読んでくださって、ありがとうございました。