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私は普通の派遣社員ですが、頑張って何とか貯金をしてきて、某銀行の富裕層サロンを利用できるランクの顧客になる事ができました。普段はほとんど店舗に行くことはないのですが、先日、保険を解約したお金が入る事になったので、資産運用の相談に行こうと思い、初めて富裕層サロンを予約して出かけました。

ＨＰでサロンのサービスの内容や写真を見ていたので、楽しみにしていたのですが、まずは通常の支店の受付で名前を名乗ると、「そちらでお待ち下さい」と支店の入口付近の椅子に案内され、数分待たされました。担当者という女性がやってきて、「奥へどうぞ」と言い、そのまま支店のカウンターに案内されました。

内心（え？富裕層サロンの利用で予約したのに。）と思いましたが、「今、サロンが満室なので、こちらで対応いたしますが、後でサロンにご案内します。」と言われたので、その場で話を進めました。しかし一向に移動する気配はなく、気が付いた時には１時間を経過していました。その間、手続きなどもしたので担当者が席を外すことが何度かあったのですが、お茶を持ってくるでもなく、話が終わって「本日はありがとうございました」で帰ることになりました。

帰り際、ちょっと納得がいかなくて「富裕層サロンで数日前に予約しているのに、満室ならば一言、予約の段階でサロンが使えない旨伝えるべきではないですか？」と言いました。担当者は謝って、「ではフロアを案内します」と言い、１つ上の階にあるフロアの入口まで私を連れて行き、「部屋が空いていればこちらを案内することができたのですが」と言いました。しかし、人がいれば話し声が聞こえてくるはずなのに静まり返っています。

部屋だっていくつか個室があり、数日前に予約を入れているのだから、なんだかおかしいと思いました。

理由を考えてみると、私が、その銀行にとっては大したレベルの顧客ではない。と判断された以外考えがつきません。何千万と預金している顧客も多いであろうその銀行にとっては、ギリギリ富裕層ランクに入っている私を
わざわざ、ワインセラーのあるサロンでもてなす価値はないと判断したのでしょう。服装もごく普通の格好でしたし、外見で判断されたのかもしれません。

帰り道、なんだか虚しくなりました。わざわざ交通費をかけて出かけて行って、こんな扱い？
ＨＰには「お飲み物を用意してお待ちしています。」の一言が・・・。