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ATMキャッシングの場合は他の盗難利用と事情が異なり、
返金は厳しい場合がほとんどです。

なぜなら、「暗証番号」取引だからです。

例えば対面のお店でカードを使っても、
盗難でカードを止めるまでの間であれば、
まねたサインを使えばカードは他の人でも使えてしまいます。
これはサイン伝票の取り寄せなどで本人利用か確認できます。

しかし、暗証番号取引であるATMキャッシングの場合、簡単には暗
証番号は分からないようになっていますので、
「容易には」他人は利用できません。

そこで、通常の盗難と比べ、ATMキャッシングは本人利用（あるい
は本人の了承を得て利用）の可能性が高いと判断されます。
もちろん色々な状況を判断しますので、一般的にと解釈してくださ
い。
しかし実際、最初はお客様はお話になりませんが、追及していく
と、かなり高い割合でお客様側に落ち度のあるケースがほとんどな
んです（暗証番号が分かる状態で盗まれた、誰でも利用できる状態
だった、同居人がカードを利用していた、など）。

今後ですが、日本のカード会社のご担当部署経由で現地のカード会
社に異議申し立てを行い回収交渉をします。
金銭面では、カード会社によると思いますが、大体は引き落とし日
に一旦払っていただき、回収できたらご返金というのが一般的か
な。
回収の確率は高くありません。

紛失・盗難といっても使われたケース、場所など総合的に判断して
ますので、一概に同じ扱いではないのです。
詳しい事情はわかりませんので一般的なしかもちょっと前までの知
識を書きました。
カード会社により異なると思いますので、参考までに。