オズモール　女性・OLのための情報サイト

どんな気持ちで撮影したのかは、当事者ではないので分かり
ませんが。
もし私が同じ状況にあったならば、何か現場検証の役に立つ
かもという気持ちで、撮影するかもしれません。
怖がる子供、の件については、撮影者の他に、別の大人がち
ゃんとそばについていたのではないかな？と思います。

同じニュースを見ましたが、
「撮っている場所でも熱さを感じた」
と話していたように記憶しています。
熱いと言いながら、その場で怖がる子供を抱いて
それでも撮影を続けていたのは何故？と
私も不思議に感じてしまいました。
撮影していたのは別の人だったのでしょうか？

爆発しようとする状況で
消火作業をしようとする近所の人に対して
危ない、とつぶやきながらも、
特に注意を喚起するわけでもなく
ニュースを見ている方がヒヤヒヤしました。

マスコミのカメラマンが救助よりも撮影を優先、
という現象と同じ心理なのかな、と勝手に思ってましたが
葡萄＊さんの言うように現場検証という意味もあった
かもしれませんね。

昨年夏、家の近所で火事がありました。
炎で窓ガラスが割れ、そこから黒煙が吹き出し、家の中から
はボンという鈍い音とともに炎が激しさを増していきまし
た。隣の家の人はホースで水をかけ、消火器を手に駆けつけ
るご近所の人もいました。5分くらいで消防車がきて、家の
1/3くらいを焼いて消火しました。今思い出しても鳥肌が立っ
てきます。

しかし、一部始終を薄ら笑いをしながら何人かの人がビデオ
にとっていました。
聞き耳を立てると、「ビデオ大賞」「ハワイ旅行」というキ
ーワードが聞き取れました。
しかし、その火事はたまたま選挙の日と重なったために報道
されることはありませんでした。

先日の電車の事故で、近所の人・近くの工場の人が駆けつけ
救助にあたったと報道されました。私が目にした事故の映像
や写真は報道関係者のとったものばかりでした。「ああいう
人は、ごく一部なんだな」と思った矢先でした。

私の家は今Y新聞をとっています。「写真大賞」と称してコン
テストをやっているようです。月に一度新聞に大きくその月
の入賞作が掲載されます。風景写真などと共に掲載される事
件・事故の写真。そして大きく「年間大賞には賞金200万
円」。

今回の事故で放映された映像をとった人にも報道機関から、
何らかの謝礼が手渡されるかと思います。

“その場”に居合わせたときに、本当にやらねばいけないこ
とをせずにそういうことを期待する人。
そういう映像を放送・掲載しなければ生き残れないマスコ
ミ。
そういうのを期待する視聴者・読者。

悲しくなるばかりです。

一般素人が面白半分で撮影をしているのはどうかとは
思います。携帯電話、パソコンと現代機器がはびこる
世の中の悲しいところですよね。
でも、後々その偶然にも撮影された事件や事故を解明
していく上で、その映像が少なからずとも役に立つこと
もあろうということも分かってください。

ヘリ墜落事故の映像では、爆発を撮影していた女性が
「消防はまだ来ないの？」と呟いている映像を見て、
消防が来るには数分かかる。それまでにそばにいる人
が消火器やなんやで何かできなくちゃいけないなと
考えさえられました。

JR西の電車事故直後の映像でも、被害者や犠牲者の方々
にとっては痛ましい映像かもしれませんが、JR西の社長、
役員、社員にあの緊迫した映像を是非見て欲しいと思い
ました。

昔だったら知らなくて良かったこと、見ることが出来な
かったものが見れてしまうのって何だか判断が難しい
ですね。

長くなった上に余談ですが、電車事故でレスキューが入っ
た時に「自宅からの電話が鳴り響いていた。でも誰の携帯
かも、そしてその人が無事なのかも分からないのに取る
ことができなかった」と隊長さんが後に語っていましたが、
いろいろな楽しい着信音が鳴り響く中での壮絶な救出活動
も現代ならではの何とも言えない状況だなと想像してし
まいました。

　私は一部分しか見えていなくて、そこだけに限定して疑問をもって
いたけれど、いろんな意見を読んで別の見方も知ることができました。
書き込みしてよかったです。