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昨日、電車に乗ったらたまたま幾つかシルバーシートが空いていた
ので、座ってしまいました。勿論、どなたか座るべき人がいたら、
譲らなくっちゃ！と思っていたし、下手に常識の無い若い人に座ら
れるよりマシ！とも思っていました。（なんて自分にちょっと言い
訳・・・）でもそんな私もそのうちウトウト・・・。
そんな時、ある駅に電車が到着したようで、隣の車両から「せめて
お婆ちゃんの分だけでも・・・。あー！あった！！！」という大き
な声が聞こえて、目を覚ましました。そしてその声の方向に目を向
けると、２０代後半の女性とその両親とお婆さんが一人入ってきま
した。そしてそのお婆さんは、孫に促されるままに、空いていた私
の隣の席に腰を下ろしました。
ここまでは、よくある光景で、私も自分の祖母と一緒の時は、必死
に空いている席を探します。
そうして残りの３人は、私とそのお婆さんの前に立っていたのです
が、続けてその娘がその大きな声でこう言うのです。「本当はお父
さんもシルバーシートなんだよね。」と。「え？」と思って見上げ
ると、さほど年齢はいってなさそうな男の人。でも足が悪いのか
な？どうしよう？と思っていると、娘は続けて「お父さんだってシ
ルバーシートに座っていいんだよ。６０歳過ぎてるんだから。権利
はあるんだからね。」と言うのです。
しばらく様子を・・・と思っていたけど、娘さんの発言が、私が譲
るまで続きそうな気がしたし、立つのが嫌だというわけではない
し、「６０歳以上＝シルバーシート？？？」と疑問を抱きながら
も、とりあえず席をその父親に譲りました。彼は「いいよいい
よ。」と遠慮していましたが、またまた娘が「どうして？せっかく
なんだからすわりなよ！『権利』があるんだから！」と更に大きな
声で言ったので父親もそこに座ったようでした。

文字にすれば「見た目は若いとはいえ、６０歳を過ぎた男性にシル
バーシートを譲った」という簡単な話ですが、譲った私はあまり気
持ちよくありませんでした。

そして、その娘は、母親には席を譲ってもらおうとはしていません
でした。見た目はその父親とあまり変わらないところをみると、６
０歳以下なのでしょうか・・・！？

娘は「ありがとう」の一言も言わなかったし、（別にお礼が欲しか
ったと言うのではありませんが。）過ぎた話とは言え、な～んか納
得いきません・・・。

そして、どんなに空いていてもシルバーシートに座るのは面倒くさ
いな～と思いました。