「百花繚乱～進化するアート～」をテーマに、2022年5月3日（火・祝）、銀座三越 新館8階にオープンした「アートアクアリウム美術館 GINZA」。生命が宿る美術館として人気を博すアートアクアリウムの世界観に、新たな展示内容が加わる。幻想的な空間を華やかに彩る金魚たちの舞い姿を眺めながら、都会の喧騒を忘れ、心遊ばせるひとときを楽しんで。
左／オリガミリウム、右「土佐金ぬいぐるみ」Mサイズ1540円、Lサイズ3520円
幻想世界の入口には多彩な灯籠と奈良の春を彩る伝承行事のイメージが
「百花繚乱～進化するアート～」というテーマのもと、館内では展示エリアごとにコンセプトを設けている。
例えば、幻想的な世界への入口となる「静寂閑雅」のエリアには、ゲストをお迎えするように約70種類の灯籠を展示。これらは独自に収集されたもので、時代も形状も全く異なる。この灯籠のアーチをくぐることで、銀座の街の賑わいからアートアクアリウムの幻想世界へと足を踏み入れるイメージになっている。
また、金魚の三大産地でもある奈良県の大和郡山に関連して、背景には奈良を想起させる春日大社と東大寺二月堂のモチーフを取り入れている。背景に広がる金魚の回廊が、落ちてくる火の粉の様子をイメージさせ、まさに東大寺の春の風物詩「お水取り」の松明の炎のよう。
新作金魚がずらり！品種改良された金魚が美しく列をなす空間
「百花繚乱」エリアには、これまで円形だった「新金魚品評」の四角型の新作が勢揃い。古来から品種改良されてきた金魚たちを、ずらりと二十四台に配置している。通路から眺めるとどこまでも光が続いているように見える演出で、金魚品種の無限の可能性を表現した空間になっている。
注目は、丸みのある優美な尾が特徴の、4種類の蝶尾（黒蝶尾、キャリコ蝶尾、変わり蝶尾、青蝶尾）が並ぶ列。蝶がハネを広げたような蝶尾の魅力を、それぞれに堪能できる。
さらに、折り紙をイメージして作りあげた新作「オリガミリウム」は、アートアクアリウムならではの造形美が光る。折り紙は、もともと平安から鎌倉時代の上流階級で、手紙を折りたたんだり物を包んだりという文化習慣から生まれたという。そんな礼法に基づいた端正なフォルムと、自由で華やかな金魚の姿のバランスもおもしろい。
季節の花とのコラボアートも。展示エリアで変わる香りにも注目
「花鳥風月」エリアに登場する「フラワーリウム」は、人気の華道家・假屋崎省吾さんによるコラボアー ト。花瓶に見立てた小さな新作が、ボリュームのある生花のアレンジと調和して、見ごたえのある大きな作品になっている。
オープン当初は蘭の花だけど、季節ごとに花の展示は変わる予定。館内では、エリアごとにそれぞれ香りのテーマを変えていて、フラワーリウムがある展示エリアでは、軽やかに香る花のように、みずみずしさをイメージをしているそう。
さらに、エリアごとに異なる音楽も流れているので、さまざまな世界観を五感で満喫できる。
金魚とのダンス動画が撮影できる！デジタル仕様のアクアリウム
「円窓デジタリウム」は、ディスプレイの前に立つだけで、人の動きにあわせてディスプレイ上の水泡や金魚が動くデジタル仕様。
円窓の枠内に入れば、まるで自分が水槽の中にいるかのような映像を撮影できるので、写真はもちろん、金魚たちとダンスをしているような動画も楽しめる。
このほかにも、寺社建築のように柱が並ぶ「金魚の回廊」や、静かな滝をイメージした「金魚の滝」など、新しい空間型作品も多数揃うので、いろいろなスタイルの幻想空間を体感しよう。
ここでしか買えないオリジナル商品や名店とのコラボみやげも
お土産エリアでは名店とのコラボ商品など、ここでしか買えないアイテムが並ぶ。アートアクアリウムでも人気の金魚「トサキン」を模した「土佐金ぬいぐるみ」（Mサイズ1540円、Lサイズ3520円）は、オリジナル商品。
人気チョコレート店「CHOCOLATIER PALET D’OR（ショコラティエ パレ ド オール）」とのコラボで誕生した「ショコラポワソンルージュ」（2500円）は、金魚型のチョコレート。フランス語で赤い魚を意味する「ポワソン ルージュ」は、まさに名前も形も「金魚チョコレート」というわけ。
お茶の老舗「伊藤園」の香り高い新茶を切り絵作家デザインの素敵な缶に詰めた「切り絵金魚茶缶」（1620円）や、手描きで金魚の絵付けをした「木之本ワイングラス」（2750円）など、限定の逸品はほかにも。
幻想世界で遊んだ思い出とともに持ち帰りたい、記念のお土産を選んでみては。
OZmallからのお願い
新型コロナウイルスの影響により、イベントの中止・変更、ならびに施設の休業、営業時間の変更、提供内容の変更が発生しております。日々状況が変化しておりますので、ご不明点がございましたら各施設・店舗へお問い合わせください。
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DATA
- スポット名
- アートアクアリウム美術館 GINZA
- 住所
- 東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 新館8F Map
- 営業時間
- 10:00～19:00 ※最終受付時間18:00
- 定休日
- 銀座三越の休館日に準ずる
- 交通アクセス
- 東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」、有楽町線「銀座一丁目駅」9番出口より徒歩5分、都営浅草線・東京メトロ日比谷線「東銀座駅」銀座駅方面地下通路経由徒歩2分、JR「有楽町駅」中央口・銀座口より徒歩9分
- 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の一例
- ・入口に赤外線サーモグラフィカメラを設置
・レジ・カウンター・席にパーテーションもしくはカーテンなどの間仕切り設置
・スタッフの検温実施、健康状態チェック、手洗い・うがい・消毒の徹底
※2022/5/9取材時点
- 料金
- 当日券売機入場券：大人2400円（WEB限定2300円）
※大人1名につき小学生以下2名まで入場無料
- ホームページ
- アートアクアリウム美術館 公式ホームページ
WRITING／NAOKO YOSHIDA
