
東京スカイツリータウン(R)にある「すみだ水族館」。ミズクラゲ約500匹が漂う、長径7メートルの水盤型水槽「ビッグシャーレ」や、ペンギンやオットセイを間近で見られる屋内開放型水槽など、見どころがいっぱい。飼育設備や飼育スタッフが仕事をしている様子などが見られるラボをはじめ、飼育スタッフに直接話を聞くこともできて、水族館の楽しみ方が広がる。東京ソラマチでのショッピングや展望台と一緒に、立ち寄ってみよう。

海面に映る月のようなクラゲを堪能「ビッグシャーレ」
2020年7月に誕生した長径7メートルの水盤型水槽「ビッグシャーレ」。約500匹のミズクラゲがふわふわと漂う様子を、上からも横からも観察できる水槽には、一部水面に張り出すガラスの床デッキが。足元をクラゲが横切る様子を見ることができ、まるで水面に立っているような新感覚の浮遊感が体感できる。
また、展示されている14種のクラゲは飼育スタッフが「ラボ」で繁殖させたクラゲで、生き物をより身近に感じられるのが嬉しい。

ヨチヨチ歩いて、スイスイ泳ぐ。目の前で繰り広げられるペンギンたちの生活ぶりがかわいい
国内最大級の屋内開放型プールにはマゼランペンギンが生活している。観覧位置が近いので、ペンギンたちの行動や表情まで見られ、その愛くるしさに胸キュン。すべてのペンギンは羽の部分に色のついたバンドを付けていて、名前がわかるようになっている。ずっと見ているとそれぞれの個性もわかって楽しい。
2020年7月に誕生した「キッチン」では、ペンギンを含む生き物のご飯の準備が間近で見ることができる。ペンギンのご飯の時間には、どのペンギンがどれだけ食べたか、飼育スタッフが確認しながら解説してくれ、より親しみを感じられる。また、「すみだ水族館」では、18時以降は館内の照明を落とし、青く幻想的な夜の照明の中で寝ている様子も。水族館でもなかなか見られない、夜の生き物たちの行動や寝ている姿に癒されるはず。

ずっと見ていられると人気急上昇中のチンアナゴ。ご飯をあげるとどうなる?
体を砂の中に隠し、水の流れにゆらゆらと体を揺らしているチンアナゴやニシキアナゴ。なんとも言えないかわいさで、子どもにも大人にも人気。チンアナゴのご飯の時間には、2種類のプランクトンの好みや食べ方の違いが見られる。
チンアナゴたちが体を伸ばしてご飯を食べる様子や、勢い余って砂から全身出てしまう姿など、レアなチンアナゴが楽しめるかも。1日3回行われるので、ぜひのぞいてみよう。

館内のあちこちに休憩スポットがあり、飲食もOK。「ペンギンカフェ」で、ペンギンモチーフのフードを味わう
館内にある「ペンギンカフェ」にはペンギンなどの生き物にちなんだかわいいグルメがいっぱい。焼きおにぎりに“ペンギン海苔”を巻いた「ペンギンおにぎり2個セット(ドリンク付き)」(570円)やペンギン型の氷が浮かんだ「ペンギンフロート」(420円)の他、アルコールも販売されているので、観賞の合間のブレイクにもぴったり。カフェの周辺には休憩できる椅子が点在しているので、ゆっくり座ってひと休みして。
18時以降も開館していて、生き物たちの日中の様子から館内が暗くなる夜の様子まで楽しめる「すみだ水族館」。昼と夜、両方とも楽しんでみては?


すみだ水族館
- スポット名
- すみだ水族館
- 電話番号
- 0356191821 0356191821 10:00~18:00 ※変更の場合あり
- 住所
- 東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F Map
- 営業時間
- 平日 10:00~20:00
休祝日 9:00~20:00
※変更の場合あり
※入場は閉館の1時間前まで
※季節により変動あり
- 定休日
- 年中無休
- 交通アクセス
- 東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」下車すぐ
東武スカイツリーライン・東京メトロ半蔵門線・京成押上線・都営地下鉄浅草線「押上(スカイツリー前)駅」下車すぐ
- 料金
- 大人2300円、高校生1700円、小・中学生1100円、3歳以上700円
※3歳未満無料
- バリアフリー情報
- 授乳室あり(2カ所)、おむつ換え用ベッドあり(8台)、貸し出し用ベビーカーなし、貸し出し用車椅子あり、多目的トイレあり(3カ所)
- 展示されている生き物
- マゼランペンギン、ミナミアメリカオットセイ、ワキン、リュウキン、ランチュウ、チンアナゴ、ミズクラゲ、タコクラゲなど
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天候に左右されないクールなお出かけスポットといえば、水族館。涼しげに泳ぐクラゲや魚たちは、見ているだけで暑さをクールダウンしてくれる。そこで今回は、人気の水族館ランキングから、夏のデートや飲み会で訪れたいおしゃれなアクアリウム・ダイニングまで、都内&東京近郊の水族館・アクアリウム情報を総まとめしてご紹介します。デートや家族、ひとりで、ひんやり癒しのお出かけを楽しんで。
WRITING/AYAKO OKABE PHOTO/AYUMI OOSAKI