傘寿祝いはなにをする？もらって嬉しいプレゼント・食事会・特別な体験で傘寿のお祝い
両親や祖父母、恩師・・・大切な人の、大切な節目は、特別な思い出を残しませんか？ 日頃の感謝や、これからも元気で長生きしてほしいという気持ちを込めて、傘寿祝いをきっかけに、想いを伝えよう。今回は傘寿祝いに喜ばれるギフトや、食事や旅行のように一緒に過ごす時間など、お祝いTipsを編集部がお届け。あわせてマナーや常識、タブーもチェックしよう。
更新日：2022/03/29
傘寿祝いとは？
80歳をお祝いする「傘寿」
80歳をお祝いする「傘寿（さんじゅ）」は、漢数字で八十と縦書きにすると「傘」の略字に似ていることからその名が付いたそう。
傘寿祝いの色は、高貴な色として使われてきた「黄色」や「金茶色」。また、古希や喜寿の色でもある「紫」を選ぶことも。
傘寿祝いなどの長寿祝いが日本に取り入れられたのは奈良時代。聖武天皇が40歳をお祝いしたのが始まりといわれ、江戸時代以降に大衆の間に広まったのだとか。80代を迎え、若い頃のようにアクティブに動き回ることは難しいかもしれないけれど、いまや人生100年時代。「今までありがとう。これからも健康でいてね」という思いを込めてお祝いしよう。
贈り物には「黄色」や「紫」を取り入れて
お宮参りや七五三、成人式などと違って決まった儀式やルールがない傘寿祝い。基本的には、家族や親せきなど、親しい間柄の人がお祝いすることが多いよう。
プレゼントやご祝儀を贈る際は、傘寿のテーマカラーである「黄色」や「金茶色」、「紫」を取り入れるほか、水引やラッピングのリボンなどに取り入れるのもおすすめ。
ものを贈るだけでなく、食事や旅行などを通じて楽しい時間を過ごすなど、お祝いする方法はさまざま。日頃からコミュニケーションを取りながら、相手の喜ぶギフトを考えて。
また、家族でお祝いをする場合は、事前に兄弟姉妹やほかの家族と相談しながらプランを立てることも大切。まずは相手の立場に立ち「自分だったらどんな風に祝ってほしいか」を考えながらお祝いプランを立てるようにしてみて。
知っておきたい喜寿祝いのタブーや注意点
これまでの感謝を伝えると同時に、「元気で長生きしてね」という思いを込めて祝う長寿祝い。
古くから、死（4）や苦（9）をイメージさせる金額や個数、シクラメンや櫛（くし）などのものはタブーとされてきた。また、「踏みつける」ものである履物や敷物、「老い」を感じさせる老眼鏡や補聴器のほか、万年筆などの文具類は「もっと勤勉に働きなさい」という意味があることから、今までは目上の人への贈り物としては控えた方がよいと言われてきた。
ただし、時代とともにその考え方なども変化してくる。慣習として言い伝えられていることは知識として取り入れ、どんなものを贈るにしても「心がこもっている」ことが大前提。タブーにこだわりすぎず、相手が喜ぶ笑顔を思い浮かべながら選んでみて。
みんなは傘寿祝いどうしてる？読者アンケート
傘寿祝い、みんなはどうしてる？ 贈り物やお祝い方法、気になる予算などを、オズモール読者1000人以上にアンケート調査。リアルなコメントとあわせて参考にしてみては。（2022年2月 オズモール調べ、n=1132）
長寿祝い、なにをして祝った？
食事会で祝う人が多数。「母の喜寿、傘寿を姉妹弟家族全員で、レストランの個室で（のりだーさん）」「隠れ家の個室予約でお祝いケーキ付きコース料理と記念撮影（エリザベスⅡさん）」など、周囲が気にならない個室をチョイスしたり、普段とは違うお祝いムードを演出したりする人が多かった。
「父の傘寿のお祝いに、母の誕生日プレゼントもかねて、箱根の温泉旅行をプレゼント（あにき♪さん）」など、旅行をプレゼントしたという声も。
食事会、1人あたりの予算はいくら？
「家族みんなで集まって、ホテルレストランの個室でお祝いの食事会（みちーなさん）」「家族で豪華に食事（まちゃりんさん）」など、いつもより特別感が演出できるレストランやホテルのランチで、お祝いをしている人が多いよう。「デザートプレートにメッセージを書いてもらって、写真も撮ってもらった（芋っこ娘）」とサプライズの演出をしている人も。
コロナ禍で外食ができなかった人は「個室のお店を選んで、普段は行かないお店でお祝いすればよかった（momocoroさん）」という後悔の声もあった。
旅行をして傘寿をお祝いする
傘寿祝いにぴったりなプレゼント
読者アンケートによると、どんなお祝いでもやっぱりお花は定番。生花を長期間楽しめるブリザードフラワーを贈っている人も多いみたい。
「本人の好きなウイスキー（あにき♪さん）」「両親にはその時、欲しいものをきいて、鞄、腕時計などをあげました（モンモンさん）」など、本人が好きなものや希望のアイテムを贈る人も多数。
「義母の傘寿祝いに名入れの傘を贈った。コロナ禍で会えなかったがとても喜んでもらえた（おずまるさん）」と、年齢にちなんだアイテムを贈っているという声もあった。
長寿祝いにおすすめのプレゼント
Coming soon
食事会で傘寿をお祝いする
ホテルレストランで傘寿祝い
細やかなサービスでゲストをおもてなししてくれるホテルレストランは、特別な記念日の食事に最適。バリアフリー対応や駐車場が完備されているなど、安心して利用できるのも嬉しい。事前に長寿祝いであることを伝えておけば、ホテル側もさまざまな配慮をしてくれるはず。宿泊もセットで、優雅なひとときをプレゼントしても。
おいしい料理をテイクアウトして自宅で傘寿祝い
普段、行き慣れないレストランでの食事は緊張してしまうという相手には、気がねなくくつろげる自宅でお祝いを。憧れのレストランやホテルの味を気軽にテイクアウトできるから、いろんなお店のお料理を同じテーブルに並べて楽しむことも可能。盛り付けやテーブルコーディネートを工夫して、お祝いムードを楽しんで。
編集部おすすめ！長寿祝い専用プラン
ちゃんちゃんこ貸出付きやケーキ・花束付き、お祝いの色に合わせたボトルワイン付きなど、古希祝いを華やかに盛り上げる長寿祝い専用レストランプランがおすすめ。家族そろってのお祝いにぴったりな個室もしくは半個室をリザーブするから、小さなお子様連れでも安心。
旅行をして傘寿をお祝いする
ホテルステイをして傘寿祝い
近頃人気の“おこもり”ホテルステイも傘寿祝いにおすすめ。窓から美しい景色を眺めたり、ホテル内のラウンジでお茶やお酒を楽しんだりと、どこへも行かなくても楽しめるプランが充実。特別な空間で過ごす贅沢な時間を一緒に堪能しよう。
温泉旅行をして傘寿祝い
日常を離れた空間で過ごす、癒しのひとときをプレゼントするのはいかが？ 自然に囲まれたとっておきの温泉宿で、季節を感じながら旬の味覚に舌鼓。ゆったりと流れる時間のなかで、穏やかにお祝いの時間を楽しもう。
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“特別な体験”を一緒にして傘寿をお祝いする
ホテルスパを一緒に体験して傘寿祝い
ホテルスパは実のお母さんなど、特に近い間柄の人におすすめしたいお祝いプラン。ボディやフェイシャルをプロの手でていねいにケアしてもらった後は、ホテルのカフェやラウンジで、ランチやアフタヌーンティーを楽しんでも。
歌舞伎・ミュージカルなど、一緒にエンタメ体験をして傘寿祝い
エンターテイメントが好きな相手には、ぜひ一緒に感動を味わう「体験」のプレゼントを。歌舞伎やミュージカルをはじめ、多彩なジャンルのなかからお気に入りのプランを一緒に選ぼう。
メッセージを贈って傘寿をお祝いする
傘寿祝いはメッセージカードで想いを伝える
遠方に住んでいるなど、なかなか会いに行けない相手には、ぜひ直筆のメッセージでお祝いや感謝の気持ちを伝えよう。手紙は書き慣れていないという人は、例文を参考にするほか、簡単な文面でも大丈夫。華やかなデザインの便箋やカードを選んで、素直な気持ちを綴ってみて。
あわせてチェック。長寿祝い特集
大切な人の節目を華やかに。還暦・古希など長寿祝い
両親や祖父母、恩師の還暦や古希などの長寿祝い。大切な人の大切な節目は、特別な思い出を残しませんか？ 大好きなお酒やお花などの定番プレゼントに加えて、旅行や食事でかけがえのない時間を一緒に過ごす、最高の思い出になる体験を編集部がナビゲート。長寿祝いのマナーや常識、タブーも併せてチェック！
WRITING／MINORI KASAI
