古希祝いはなにをする？もらって嬉しいプレゼント・食事会・特別な体験で古希のお祝い
両親や祖父母、恩師・・・大切な人の、大切な節目は、特別な思い出を残しませんか？ 日頃の感謝や、これからも元気で長生きしてほしいという気持ちを込めて、古希祝いをきっかけに想いを伝えよう。今回は古希祝いに喜ばれるギフトや、食事や旅行のように一緒に過ごす時間など、お祝いTipsを編集部がお届け。あわせてマナーや常識、タブーもチェックしよう。
更新日：2022/03/29
古希祝いとは？
「古希」とは70歳のお祝いのこと
70歳を祝う「古希（こき）」の由来といわれているのが、中国の詩人、杜甫の漢詩に登場する「人生七十古来稀なり」という一節。もともとは「古稀」と書かれ、かつては70歳まで元気に過ごせることが稀だったことから、古希のお祝いをするようになったといわれている。長寿祝いの色である紫は、古くから魔除けや、心や体を癒す効果があると考えられてきた。
古希や還暦など、多くの長寿祝いは中国から伝わった風習。日本では奈良時代に聖武天皇が40歳をお祝いしたのが始まりといわれ、江戸時代以降に大衆の間に広まったのだとか。70代を迎え、そろそろ仕事を引退する人も多い世代だけれど、いまや人生100年時代。「これからも元気に、第二の人生を楽しんでね」という思いを込めてお祝いしよう。
相手の心に寄り添ったギフトを考えよう
お宮参りや七五三、成人式などと違って決まった儀式やルールがない古希祝い。基本的には、家族や親せきなど、親しい間柄の人がお祝いすることが多いよう。
プレゼントやご祝儀を贈る際は、古希のテーマカラーである「紫」をポイントに取り入れるのがおすすめ。
ものを贈る以外にも、食事や旅行など楽しい時間を過ごしたり、お祝いする方法はさまざま。日頃からコミュニケーションを取りながら、相手の趣味や好きなもの、欲しいものを探ってみて。
また、家族でお祝いをする場合は、事前に兄弟姉妹やほかの家族と相談しながらプランを立てることも大切。お世話になった上司や恩師などのお祝いをする際も、相手の負担にならないよう同僚や同級生と連名で贈るのがベター。まずは相手の立場に立ったうえで「自分だったらどんな風に祝ってほしいか」を考えながらお祝いプランを考えよう。
知っておきたい古希祝いのタブーや注意点
古希祝いは「これからも元気で長生きしてね」という思いを込めて祝うもの。
古くから、死（4）や苦（9）をイメージさせる金額や個数、シクラメンや櫛（くし）などのものはタブーとされてきた。また、「踏みつける」ものである履物や敷物、「老い」を感じさせる老眼鏡や補聴器のほか、万年筆などの文具類は「もっと勤勉に働きなさい」という意味があることから、今までは目上の人への贈り物としては控えた方がよいと言われてきた。
ただし、時代とともにその考え方なども変化してくる。慣習として言い伝えられていることは知識として取り入れ、どんなものを贈るにしても「心がこもっている」ことが大前提。タブーにこだわりすぎず、相手が喜ぶ笑顔を思い浮かべながら選んでみて。もちろん、相手にリクエストをもらうのもOK。
みんなは古希祝いどうしてる？読者アンケート
古希祝い、みんなはどうしてる？ 贈り物やお祝い方法、気になる予算などを、オズモール読者1000人以上にアンケート調査。リアルなコメントとあわせて参考にしてみては。（2022年2月 オズモール調べ、n=1132）
長寿祝い、なにをして祝った？
食事会で祝う人が多数。「個室で古希のお祝いをしました。コロナ禍だったので、落ちついた頃を見計らって、家族8名で個室が予約できるお店を選びました（ran52さん）」「うなぎ屋さんで、お祝いをしてちゃんちゃんこを着て記念写真を撮った（たけちゃんさん）」と、周囲が気にならない個室を選んだり、食事に加えて記念撮影をして思い出を残したりしている人も多いよう。
また「母の70歳のお誕生日にいいお宿を予約して親子三代の旅行をした（芋っこ娘さん）」など、旅行をしてお祝いしたという声も。
食事会、1人あたりの予算はいくら？
「家族みんなで集まって、ホテルレストランの個室でお祝いの食事会（みちーなさん）」「家族で豪華に食事（まちゃりんさん）」など、いつもより特別感が演出できるレストランやホテルのランチで、お祝いをしている人が多いよう。「デザートプレートにメッセージを書いてもらって、写真も撮ってもらった（芋っこ娘）」とサプライズの演出をしている人も。
コロナ禍で外食ができなかった人は「個室のお店を選んで、普段は行かないお店でお祝いすればよかった（momocoroさん）」という後悔の声もあった。
プレゼント・贈り物で古希をお祝いする
古希祝いにぴったりなプレゼント
読者アンケートによると、どんなお祝いでもやっぱりお花は定番。生花を長期間楽しめるブリザードフラワーを贈っている人も多いみたい。
「相手が一番好きな食べ物や、普段身に付けられるもの（のり）」「靴や帽子など、それを身に着けて出かけたくなるアイテム（dragee）」など、趣味趣向に合わせたり、日常的に使えるものを贈り物として選ぶ人も多数。
「父の生まれ年のワインを贈りました（miさん）」と、年齢にちなんだアイテムを贈っているという声もあった。
長寿祝いにおすすめのプレゼント
Coming soon
食事会で古希をお祝いする
ホテルレストランで古希祝い
特別な記念日の食事には、細やかなサービスで1人ひとりのゲストを大切に迎えてくれるホテルレストランがぴったり。ラグジュアリー感たっぷりのホテルなら、より特別なお祝いを演出できるはず。料理のジャンルに加えて、庭園や高層階など立地から選べる点も魅力。
おいしい料理をテイクアウトして自宅で古希祝い
外食はかえって緊張したり、気を使ったりしてしまう・・・。そんな相手には自宅でお祝いを。いろんなレストランやホテルでテイクアウトして“いいとこどり”を楽しむのはいかが？ 相手の好きな料理やスイーツを買い揃え、器やテーブルコーディネートにこだわれば、いつもの食卓がグンと華やかに。
編集部おすすめ！長寿祝い専用プラン
ちゃんちゃんこ貸出付きやケーキ・花束付き、お祝いの色に合わせたボトルワイン付きなど、古希祝いを華やかに盛り上げる長寿祝い専用レストランプランがおすすめ。家族そろってのお祝いにぴったりな個室もしくは半個室をリザーブするから、小さなお子様連れでも安心。
旅行をして古希をお祝いをする
ホテルステイをして古希祝い
アクティブに過ごすよりも、のんびりくつろぎたいという“おこもり”派には、ホテルステイがおすすめ。美しい景色を眺めたり、ホテル内のラウンジでお茶やお酒を楽しんだり。自宅とは違う、特別な空間で過ごす贅沢な時間を満喫してもらおう。
温泉旅行で古希祝い
温泉や旅行が好きな相手には、温泉旅行で癒しのひとときをプレゼント。旬の魚介類や山菜など料理自慢の宿や、絶景温泉が自慢の宿、露天風呂付き客室・・・どんな宿に泊まるか、相手と一緒に選ぶのも楽しそう。
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“特別な体験”を一緒にして古希をお祝いする
一緒にホテルスパを体験して古希祝い
ラグジュアリー感のあるホテルスパのプランは、実のお母さんなど特に近しい人へのギフトにぴったり。ふたり並んでボディやフェイシャルなどケアしてもらった後は、ホテルのカフェやラウンジで、ランチやアフタヌーンティーを楽しむのもおすすめ。
歌舞伎・ミュージカルなど、一緒にエンタメ体験をして古希祝い
お出かけやエンターテイメントが好きな相手には、ぜひ歌舞伎やミュージカルをはじめ、感動を味わう「体験」のプレゼントを。これを機会に、これまで観たことがないジャンルに挑戦するのもおすすめ。
メッセージを贈って古希をお祝いする
古希祝いはメッセージカードで想いを伝える
直接「ありがとう」と言葉にするのは恥ずかしいけれど、気持ちを伝えたい・・・。そんなときには、ぜひ直筆メッセージカードを。手紙は書き慣れていないという人は、例文を参考にしたり、簡単な文面でも大丈夫。素敵なデザインの便箋やカードを選んで、素直な気持ちを綴ろう。
あわせてチェック。長寿祝い特集
大切な人の節目を華やかに。還暦・古希など長寿祝い
両親や祖父母、恩師の還暦や古希などの長寿祝い。大切な人の大切な節目は、特別な思い出を残しませんか？ 大好きなお酒やお花などの定番プレゼントに加えて、旅行や食事でかけがえのない時間を一緒に過ごす、最高の思い出になる体験を編集部がナビゲート。長寿祝いのマナーや常識、タブーも併せてチェック！
WRITING／MINORI KASAI
